ひかり味噌が推進するアファンの森再生プロジェクト
ひかり味噌株式会社は、岡山県総社市に本社を置く企業で、持続可能な社会の実現を目指して様々な取り組みを行っています。その一環として、同社は昨年11月にC.W.ニコル・アファンの森財団と森づくり協定を締結し、アファンの森南エリアにおける生物多様性の回復を目指した活動を開始しました。この南エリアの広さは約1.7ヘクタールで、サッカーフィールドに換算すると約2面分に相当します。
森づくり体験セミナーの実施
今年5月、ひかり味噌の社員たちは第1回目の森づくり体験セミナーに参加した後、再度集まって第2回目のセミナーを行いました。今回のセミナーには18名の有志社員が参加し、アファンの森財団との共同活動を通じて森の再生に貢献しました。セミナーでは、伐採された木々を整理したり、指定された植物を伐採する作業を行い、実際の森の手入れを体験しました。
イベントの後、参加者たちは新商品『THE ORGANIC 有機米麹』を使用したきのこ汁や、地元の旬の食材を使った「癒しの森弁当」を楽しみ、自然の恵みに感謝しました。このように、森の再生活動を通じた食の体験も大切にされています。
生物多様性の重要性についての講義
午後には、アファンの森財団の専務理事である野口理佐子氏による特別講義が行われ、生物多様性の重要性について学ぶ貴重な時間が設けられました。その後、参加者たちはアファンの森内を散策し、既に生物多様性が回復している北エリアを見学しました。このエリアは、環境省から「自然共生サイト」として認定されており、絶滅危惧種の植物や、C.W.ニコル氏が植えたブナの木などが見られます。散策は、自然と触れ合うことができる楽しい体験となりました。
アファンの森とは
アファンの森は、C.W.ニコル氏が1986年に再生活動を始めた場所で、長野県信濃町に位置します。この森は、日本本来の自然環境を取り戻すことを目的としており、当初は荒れ果てていた地域でした。ニコル氏は、作家であり環境保護活動家としての活動を通じて、里山の生態系を豊かにすることに尽力してきました。彼の努力のおかげで、アファンの森では多くの動植物が戻りつつあります。
旨味を広げる企業タイアップ
昨年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、新たな生物多様性に関する目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この枠組みには、2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」が含まれ、ひかり味噌はこの目標に賛同し、アファンの森とのタイアップを通じて生物多様性の回復に貢献することになりました。
未来に向けた取り組み
ひかり味噌は、これからもアファンの森財団と手を組んで森の再生活動に取り組んでいきます。彼らの活動を通じて、次世代のために豊かな自然環境を保護し、生物多様性の回復へとつなげていくことで、持続可能な社会の実現を目指していきます。今後の活動にも期待が寄せられます。
お客様相談室も設けており、興味がある方はぜひご連絡ください。
ひかり味噌株式会社お客様相談室TEL:03-5940-8850