宮ヶ瀬湖でAIオンデマンドバスの実証実験がスタート!地域活性化への期待
神奈川県にある宮ヶ瀬湖周辺で、画期的な取り組みが始まりました。2022年10月15日より、AIを活用したオンデマンドバスの実証実験がスタートしたのです。このプロジェクトは、公益財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団と神奈川中央交通株式会社による共同事業で、神奈川県の宮ヶ瀬湖周辺地域交通サービス推進計画に基づいて実施されています。
AIが運行を最適化!観光客の利便性向上と地域活性化へ
本実証実験の目的は、宮ヶ瀬湖周辺地域の観光拠点間のアクセス向上による観光客増加、ひいては地域経済の活性化です。AIを活用することで、リアルタイムの需要に合わせて運行経路を最適化し、効率的な交通サービスを提供することが可能になります。利用者は、小田急電鉄株式会社が提供するアプリ「EMot(エモット)」から簡単にバスの手配を行うことができます。
実証実験の概要
- - サービス名称: 宮ヶ瀬湖周辺AIオンデマンドバス
- - 運行エリア: 宮ヶ瀬湖周辺地域に設置された8か所の乗降ポイント間
- - 運行期間: 2022年10月15日(土)~11月27日(日)※土日祝日のみ
- - 運行時間: 10時00分~16時30分
- - 乗車料金: 無料(アンケートへのご協力をお願いします)
- - 車両: トヨタハイエース1台(最大8名)、日産セレナ1台(最大5名)
- - 配車アプリ: EMot(エモット)
- - 運行事業者: 神奈中タクシー株式会社
スマートな利用方法
利用方法はとても簡単です。「EMot」アプリで乗車日時、人数、乗降ポイントを選択して予約するだけ。指定された乗降ポイントで待機すれば、バスが到着します。同じ方向へ向かう人と相乗りになる場合もあります。電話での予約受付は行っていないので、ご注意ください。日時指定予約は、乗車の3日前から可能です。
地域活性化への貢献
この実証実験は、単なる交通手段の提供にとどまりません。高齢化が進む地域において、交通手段の確保は重要な課題です。オンデマンドバスの導入は、高齢者や観光客にとって利便性を高め、地域社会の活性化に大きく貢献すると期待されています。また、実験結果を分析することで、今後のオンデマンド交通サービスの普及に向けた貴重なデータが得られるでしょう。
今後の展望
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団と神奈川中央交通は、今回の実証実験を通して得られたデータや知見を基に、オンデマンドバスの実用化に向けた検討を進めていく予定です。さらなる交通サービスの充実と、新たな交通サービスの展開を通して、宮ヶ瀬湖周辺地域の更なる発展に貢献していくことを目指しています。
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