明治安田と弘前大学、QOL向上を目指す新研究所を開設
2025年4月1日、明治安田総合研究所と明治安田生命、弘前大学が共同で「明治安田×弘前大学 QOL共創研究所」を設立することを発表しました。この共同プロジェクトは、地域社会における健康の質(Quality of Life、以下QOL)向上を目的とし、企業と学術機関が協力して新しい価値を創出するための初の試みとなります。
研究の背景と目的
弘前大学は長年にわたり、地域住民の健康寿命を延ばすプロジェクトを推進しており、これまでも「未病科学研究講座」のもとで様々な共同研究を展開してきました。この新しい研究所は、その基盤を活かし、健康状態や生活習慣に応じたQOL向上に向けた研究を進めることを目的としています。具体的には、将来の健康状態を予測するモデルや、健康啓発型イベントのさらなる進化を目指しています。
研究テーマと実施内容
研究所では、次のようなテーマに取り組む予定です:
- - 将来の健康状態を予測するモデルの開発
- - 「QOL健診」の新たな健康増進コンテンツの研究・開発
これにより、多様な健康状態や個別の生活習慣に基づいた新しいサービスやプランの提供が期待されます。また、「QOL健診」と呼ばれる健康評価イベントの全国展開も進め、より多くの人々に健康の重要性を伝えることを目指します。
研究所運営の体制
この研究所には、弘前大学から多くの専門家が集まっており、玉田教授や村下副学長をはじめ、複数の教授陣が研究をリードします。また、明治安田からも、代表取締役社長の森本律子氏や専門のスタッフが関与し、幅広い視点からのアプローチが行われます。これにより、より効果的で実践的な研究が期待されています。
未来への展望
明治安田と弘前大学は、この共同研究を通じて、一人ひとりにとっての理想的なQOL向上を探求し、更なる社会の発展に寄与することを約束しています。2025年に設立されるこの試みが、地域社会における健康意識を高め、持続可能な発展を促進することが期待されます。
2028年3月までの期間内で、継続的な研究と成果の社会実装を展開する予定です。今後の動向に注目です。
参考情報
この新たな取り組みが皆さんの健康をサポートする一助となることを願っています。