エクサウィザーズとコクーが手を組む
株式会社エクサウィザーズとコクー株式会社が、生成AI活用支援を目的としたジョイントベンチャーを設立する意向を発表しました。両社は2025年8月を目指して、AIスマートワーク株式会社として新たな事業を展開していく予定です。
このジョイントベンチャーの設立により、エクサウィザーズが展開する法人向けの生成AIサービス「exaBase 生成AI」が、一層の発展を遂げることが期待されます。具体的には、業務の自動化を目指し、RPAと生成AIを掛け合わせた新たなサービスを提供する計画です。また、AIエージェントの活用に関する支援サービスも考えられています。
生成AIの市場シェアと導入の実績
Exa Enterprise AIが提供する「exaBase 生成AI」は、2023年6月からの有料サービス開始以来、急速に拡大を続けており、約740社、7万以上のユーザーに利用されています。この実績により、国内市場でのシェアは1位を獲得しました。特に、高精度で高速なレスポンスを持つGPT-4oや論理的思考が可能なo3-miniなどの最新モデルを使用できる点が高く評価されています。
コクーとの連携でさらなる成果を
コクーは2019年の設立以来、様々なデジタルスキルを持つ女性を対象にした「EXCEL女子」や「BI女子(R)」などの教育サービスを展開してきました。2023年からは生成AIを利用した「AI女子(R)」サービスの提供も開始し、企業の業務効率向上に寄与しています。このような背景から、エクサウィザーズとの連携は互いにとって大きなメリットとなります。
2023年12月には、両社の業務提携契約が結ばれ、コクー社内の人材育成の支援が行われる予定です。また、exaBase 生成AIを導入した企業への専門人材派遣も計画されており、技術的なサポート体制が整えられます。これにより、両社は生成AI技術の普及と導入支援をさらに加速させることができます。
本JVが目指す事業内容
新たに設立されるAIスマートワーク株式会社では、以下の事業が計画されています。
- - 生成AIの導入支援・専門人材によるサポート
- - 生成AI活用のコンサルティング
- - exaBase生成AIの代理販売
これらのサービスを通じて、両社は「AIで、はたらくを、もっと豊かに」という目的の実現を目指します。
エクサウィザーズとコクーの会社概要
エクサウィザーズは、東京都港区に本社を構え、AIを活用したサービス開発を通じて産業革新や社会課題の解決を目指しています。一方のコクーは、東京都千代田区に本社があり、人材育成とデジタル領域の支援を中心としたITサービスを展開しています。
今後2025年に設立されるAIスマートワーク株式会社がどのような革新をもたらすのか、多くの期待が寄せられています。