世界難民の日に寄せて
今年6月20日は「世界難民の日」です。この特別な日を前に、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン主催の対談イベントが、6月14日(土)に開催されます。このイベントでは、シリアの難民問題とその教育支援について真剣に考える機会が設けられます。対談者は、ヨルダンにおけるシリア難民支援事業を担当する岩間縁氏(ワールド・ビジョン・ジャパン)と、元NHK報道局ディレクターの飯野真理子氏です。
シリア難民の現状
現在、戦乱や迫害、気候変動などさまざまな要因で故郷を追われる人々は、なんと1億2,200万人を超え、その中の約40%が18歳未満の子どもたちです。家や学校を失い、教育の機会を奪われた子どもたちが、全世界には数多く存在しています。このような現状を知り、意識を高めていくことが、私たち一人ひとりの責任ではないでしょうか。
ヨルダンにおけるシリア難民
シリアの内戦が引き起こした難民問題は、周辺国にも多大な影響を及ぼしています。特にヨルダンには130万人以上のシリア難民が逃れ、同国の人口の約10%を占める状況です。この中で、シリアの子どもたちが教育や社会にどう溶け込んでいくのかは大きな課題となっています。ワールド・ビジョンでは、支援活動を通じて難民の子どもたちに補習授業を提供するとともに、現地のヨルダンの子どもたちとの交流も促しています。このような取り組みが、将来的な選択肢を広げる手助けになればと考えています。
イベント詳細
この対談イベントでは、以下のテーマが扱われます:
- - 現在の難民情勢
- - ヨルダンにおけるシリアの子どもたちへの教育支援・保護支援の事例
- - 支援を通して見えてくる子どもたちの「今」と「成長」
参加方法
- - 日時: 2025年6月14日(土)14:00-15:30
- - 会場: ワールド・ビジョン・ジャパンオフィス(東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線「中野坂上駅」より徒歩3分)、およびオンライン(Zoomウェビナー)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 会場参加は30名(満席)、オンライン参加は200名を予定
講演者情報
話し手の岩間縁氏は、シニア・プログラム・コーディネーターとして、難民支援事業や教育関連プロジェクトを担当しています。聞き手の飯野真理子氏は、中東問題に精通しており、独自の視点から対話を呼びかけます。
参加申し込み
詳細や参加申込は、ワールド・ビジョン・ジャパンの公式ウェブサイトで行えます。寄付による難民支援への協力も募集中です。このイベントを通じ、シリア難民の子どもたちに対する理解を深め、一緒にどのような支援ができるかを考えてみませんか。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。
難民支援募金について
現在、シリアをはじめとした地域では、避難を余儀なくされた子どもたちが増え続けています。学校に通う権利を奪われた子どもたちのために、ワールド・ビジョン・ジャパンでは様々な地域で支援活動を実施中です。寄付は、彼らの未来を支える重要な一歩です。
結論
「知ることから始まる支援」を合言葉に、世俗の枠を越えて子どもたちの未来を考える機会として、この対談イベントにぜひご参加ください。