まん福ホールディングス、シリーズCで新たな挑戦
概要
まん福ホールディングス株式会社(東京都千代田区)は、このたびシリーズCのファイナルラウンドにおいて、約35億円の資金調達を実施しました。この資金は、主に中小企業の食事業承継を進めるために使われ、エクイティによる累計調達額は57億円を突破しました。この支援を背景に、同社はさらなる成長を目指しています。
食の領域への特化
まん福HDは、後継者不在の中小企業が多数存在する食の領域に特化した事業を展開しています。「暖簾と雇用を未来へつなぐ」というビジョンのもと、創業から約4年半で14社を承継し、現在のグループ売上は約110億円、従業員数も1800名を超えています。
資金調達の目的
調達した資金は主に3つの分野に投入されます。第一に、国内外の既存子会社14社への成長投資や収益性改善。第二に、新規事業承継案件の強化で、食事業の後継者不足という課題に取り組みます。第三に、中長期的な価値創造を支える組織基盤の強化です。
エリア共和国モデル
まん福HDは、食項目ごとに「エリア共和国」という4つの組織を形成。原料調達から店舗運営までを地域密着型で行い、物流効率を改善し、地域の価値を高めています。今後は新たなエリアでの拡大を目指し、相互連携するプラットフォームの強化を図る予定です。
新しい承継事業の獲得
2025年には、静岡県浜松市に本社を置く「株式会社フード・フォレスト」と北海道の「有限会社タイタス」の2社を新たに承継します。これにより、まん福HDグループは国内13社目となり、さらなる事業基盤の強化が期待されます。
海外進出への期待
国内事業承継モデルの確立に加え、北米市場への進出も視野に入れ、2024年11月にはManpuku USA, Inc.を設立しました。これにより、日本の食文化やブランド価値を海外で展開する新たな可能性が広がります。
代表取締役社長のコメント
加藤智治社長は、「この度、多くの投資家からの支援を受け、非常に感謝しています。特に後継者不在という厳しい課題に挑む中で、地域社会やオーナーの思いを守り続けるビジネスモデルを確立し、サステイナブルな成長を目指しています」と語りました。
まん福ホールディングスの未来
同社はこれからも、地方創生やスタートアップとの連携を強化し、「うまいでこの星をしあわせ一杯に」というミッションの下、日本の食文化と地域の雇用を守り続ける活動を進めていくでしょう。今後の展開に期待が高まります。