切らないワキ汗治療器
2018-06-27 17:31:15
国内初の切らないワキ汗治療器「miraDry」薬事承認取得とその効果・安全性
国内初!「miraDry」ワキ汗治療器の誕生
日本国内において、約531.9万人の患者がいるとされる「原発性腋窩多汗症」。この病気は、特に理由もなく腋の下から大量の汗が流れ出ることが特徴で、日常生活に大きな支障をきたします。従来の治療法には手術や薬物療法がありましたが、どちらもそれなりの制約やリスクが伴うものでした。そんな中、画期的な治療法として登場したのが、国内初の「miraDry(ミラドライ)」です。この治療器は、切ることなく発汗を抑制することができ、すでに日本の薬事承認も取得しました。
miraDryの仕組みと効果
「miraDry」は、マイクロ波を用いて汗腺に働きかけることで、発汗を永久的に抑制します。具体的には、マイクロ波を照射することで汗腺が存在する真皮深層と皮下組織浅層を加熱し、その温度により汗腺を焼灼・凝固させます。この治療は、血腫のリスクがほとんどなく、治療後の圧迫固定も必要ありません。これにより、日常生活への支障が最小限に抑えられます。
また、汗腺が存在する範囲を一括で狙うことができ、従来の点で治療する方法と比べて高い効果が期待できるのが特徴です。治療時間は約60~75分で、患者に負担をかけることなく治療を受けられます。
安全性への配慮
特に注意が必要なのは治療後の安全性です。外科的な治療では、術後の処置や通院・入院が必要ですが、miraDryではそれが不要でなため、患者は安心して治療を受けることができます。さらに、皮膚の冷却機能があるため、熱傷などの副作用も少なく、重篤な有害事象は報告されていません。
美國FDAによる承認
miraDryの効果と安全性はアメリカ食品医薬品局(FDA)によっても認められており、腋窩多汗症に対する治療法として承認を受けています。日本では、腋窩多汗症の治療に重点を置いており、これにより患者に対して選択肢を広げることが期待されています。
日本における多汗症の現状
日本国内において、多汗症を持つ患者の大多数は医療機関での診察や治療を受けずに、市販品を使用するなどの対応をしています。このため、miraDryのような新しい治療法が普及することで、多くの人々がその恩恵を受けることが期待されています。
まとめ
「miraDry」は、切らないで手術の不安を解消し、医療の選択を多くの患者に提供する存在となるでしょう。長期的な効果が見込まれる医療機器としての位置づけが注目されている今、ぜひこの新しい時代の治療法を知っていただきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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株式会社ジェイメック
- 住所
- 東京都文京区湯島3-31-3湯島東宝ビル
- 電話番号
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