畜産業の女性たち
2021-01-19 10:10:02
結婚で畜産業へ!働く女性たちのリアルな声と課題
働く畜産女子の本音
畜産業の現場で働く女性たちが、結婚をきっかけにこの世界に入ったケースが多く、特に4割以上がその理由で就農しています。彼女たちが直面する問題や、改善を求める声は非常に多岐にわたります。
就農のきっかけ
調査結果によると、畜産業に就いた理由として最も多かったのが「畜産家と結婚した」という回答で、62票を獲得しました。続いて「動物が好き」という理由が37票、「家業を継いだ」が30票と続きます。このように、結婚を経て新たな仕事を始める女性たちは多く、彼女たちの中には思わぬ戸惑いを抱える人もいるようです。
ある女性は、「休みを取ることが難しく、義理両親から理解を得るのが大変」と語り、更には「出産前から早く跡取りを…」と周囲からのプレッシャーに苦しんでいるという声も実際にありました。このような慣習やプレッシャーは、特に農業の世界では色濃く残っているようです。
化粧についての率直な意見
仕事中の化粧についても、興味深い結果が得られました。61%の女性が「全くしない」と答え、たまに化粧をするのは24%、毎日化粧をするのは15%と続きます。これは主に、現場の作業においては化粧が持続しないためで、「動くとすぐに汗で化粧が落ちる」という声が多く寄せられました。
畜産女子のキュンとする瞬間
次に、同業の男性にキュンとする瞬間についての意見も印象的でした。1位には「トラクターの運転がうまい」という声があり、特に女性たちからは「軽やかに大型機械を使いこなす姿」に惹かれるという意見がありました。このような細やかな視点が、畜産女子の心を動かしています。
職場で求められる改善点
そして、職場環境についての改善点には「女性用トイレ」と「更衣室の設置」が圧倒的に求められています。生理時の仕事の苦労やトイレ環境の整備が必要だと感じる女性たちが多数おり、これは業界全体として解決が求められます。
多くの女性たちが「女性の意見が通りづらい」と感じている現状も見逃せません。さらに、本調査では、畜産業に新たに入ろうとしている女性たちへのエールも多く寄せられました。
励ましの言葉
先輩たちの言葉には、「好きな仕事であれば辛くても続けられる」というものがあり、また「同業の友人は宝物である」という意見もありました。田舎の農場で働く女性たちは、仲間や家族の支えを求めつつ、日々の仕事に励んでいます。
畜産業界の変化は、日々進んでいます。女性たちの声が、業界全体をより良くしていく力となることを期待します。
会社情報
- 会社名
-
日本全薬工業株式会社
- 住所
- 福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1番地の1
- 電話番号
-
024-945-2300