岐阜大学と株式会社ハイクの新プロジェクト
株式会社ハイク(本社:北海道旭川市)は、岐阜大学の野生動物資源学研究室及び飛騨市と共同し、新たなクマ接近抑制システム「AIクマスプレー AIBeS(アイベス)」の実証実験(PoC)を2026年4月29日から開始します。これは、AI技術を活用してクマを検知し、自動的に忌避剤を噴霧する画期的なシステムです。
クマ接近抑制の新たな可能性
最近、各地でクマの出没が増えており、住民の安全を確保するための対策が急務となっています。従来は人的見回りや通報に頼る部分が多く、特に夜間や遠隔地での監視が困難でした。そこで、ハイクはIoT自動撮影カメラとAI画像解析クラウドを駆使し、クマによる人身被害を防ぐ新しい対策を模索しました。
「AIクマスプレー AIBeS」の概要
「AIBeS」は、設置されたIoT自動撮影カメラが取得した画像をAIクラウドで解析し、クマの接近を自動的に検知します。検知された場合、事前設定に基づいて忌避剤が噴霧されます。これによって、クマが人里を「危険な場所」と認識し、接近を避けるよう促す仕組みです。
実証実験の構想
野外実証実験では、以下の項目が評価されます。
1. AI検知性能(誤検知率、検知遅延など)
2. 装置運用性(稼働率、通信成功率など)
3. 自動作動の安全性(誤作動率など)
4. クマの行動変化の評価手法(接近距離、滞在時間など)
このように、実証実験は技術の信頼性と有用性を検証する一環として進められます。
役割分担と協力体制
プロジェクトには各機関がそれぞれの役割を担います。ハイクが装置の提供と設置支援を行い、岐阜大学がデータ分析や改善提案を通じて実験を進行します。また、飛騨市は現場の調整や地域との連携を担当します。これにより、より効果的な運用が期待されます。
地域と人間の調和を目指して
AIBeSは、クマと人間のすみ分けを促進し、地域住民の安全を高める目的があります。実証実験を経て得られる知見を基に、誤検知や誤作動の改善、運用手順の最適化を進め、さらなる製品化を目指していく予定です。
会社概要と今後の展望
株式会社ハイクは、野生動物調査や環境調査を専門とし、自社のIoT自動撮影カメラおよびAI画像解析クラウド「ハイクワークス」を組み合わせた無電源遠隔監視ソリューションを提供しています。今後も引き続き研究機関や自治体との連携を強化し、野生動物対策の実現に努めていく考えです。
お問い合わせ
本プロジェクトに関する詳細な質問は、株式会社ハイクへお寄せください。
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ハイク