OBCとサイボウズの新たな連携がもたらすDX革命
2024年10月、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下OBC)とサイボウズ株式会社(以下サイボウズ)が、業務システムの標準化を進めるために共同で『奉行クラウド』と『kintone』の標準連携機能を提供する予定です。この取り組みは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる重要なステップとなるでしょう。
業務の標準化が求められる時代
近年、テクノロジーの急速な進化や規制の変更に伴い、企業は業務システムの見直しを余儀なくされています。従来のERPシステムは、企業の特性に合わせてカスタマイズする「Fit&Gap」が主流でしたが、今後は「Fit to Standard」にシフトする必要性が高まっています。この変化は、業務の標準化に向けた新たな手法とされ、特にクラウドERPがその中心となると予想されています。
『奉行クラウド』と『kintone』の強み
『奉行クラウド』は、80万社以上の利用実績を持つ基幹業務アプリであり、企業のニーズに応じた細やかな機能を提供しています。一方、『kintone』はノーコード・ローコードのツールとして、特に中小企業に人気が高まっています。この二つを組み合わせることで、企業は独自の業務を維持しながらも、標準化を図ることができます。これにより、バックオフィス業務の効率化が実現されるのです。
未来に向けた取り組み
OBCとサイボウズは、両社の連携だけでなく、約3,000社の協業パートナーとも連携して、企業全体での業務標準化を目指しています。この取り組みを通じて、さまざまな業界のニーズに対応し、全国の企業に向けて新たな可能性を提供していく予定です。
その第一弾として、2024年11月18日にオンラインセミナーを開催します。セミナーでは、『奉行クラウド』と『kintone』を併用することの効果や、具体的なデモンストレーションが行われます。これに参加することで、参加者は新たな業務標準化の手法を直接学ぶことができるでしょう。
まとめ
OBCとサイボウズの連携により、クラウドERPの新たなスタンダードが誕生します。この変革は、多くの企業にとってDXを実現する大きな一歩となることでしょう。今後ますます業務の標準化が進んでいく中で、両社の取り組みがどのように発展していくのか、注目が集まります。