環境に配慮した水素炙りバーナーが飲食業界革新を促進

環境に優しい調理法の新たな選択肢

株式会社H2&DX社会研究所が、このたび水素燃焼専用の調理用炙りバーナーの開発を完了し、事業者向けの販売を開始しました。この新しい調理器具は、環境への配慮だけでなく、食材の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。

水素調理のメリット

水素調理は、近年の飲食業界で注目されており、環境に優しいだけでなく、調理した食材の味を引き立てるという二重の利点があります。この技術を取り入れることにより、飲食店は新たな外食体験を提供し、顧客の満足度を向上させることができます。

開発の背景

H2&DXがこの炙りバーナーを開発するに至った背景には、既存の水素調理器を使用している顧客からの要望がありました。炙り調理を可能にすることで、食材の風味をさらに引き立て、CO2排出を抑えられることが求められていました。これにより、飲食店は水素調理を取り入れやすくなり、メニューの幅も広がります。

製品の特徴

新しい水素炙りバーナーは、以下のような特長を持っています：

- 燃焼に水素を使用し、CO2を排出しない
- 無臭効果があり、食材にガス臭がつかない
- 燃焼温度が高いため、炙り調理が容易
- 耐熱耐食に優れるステンレス素材を使用
- 使いやすい掛けリング設計

この製品は、完全受注生産によって提供され、H2&DXの水素調理機器を導入した顧客を対象としています。単体販売は行われていないため、導入を希望する飲食店は事前に必要な設備を整える必要があります。

世界初の水素焼レストラン『icHi』での導入

また、H2&DXが運営する世界初の水素焼レストラン『icHi（いち）』でも、この炙りバーナーが順次導入される予定です。具体的なメニューは公式サイトでの発表を予定しており、期待が高まります。

H2&DXのビジョン

H2&DXは、水素燃焼による調理法や水素燃料電池を活用した新しいビジネスモデルを構築しています。カーボンニュートラル社会に向けて、水素に関する理解を深めるための取り組みを進めており、2022年の水素コンロによる調理レストランの立ち上げは、日経トレンディの『2023年ヒット予測100』で第6位に選ばれるなど、注目されています。