林業の新たな可能性を切り開くT-FORESTRYが農林水産祭で栄誉の天皇杯を受賞
神奈川県小田原市に拠点を置く株式会社T-FORESTRYの代表取締役、辻村百樹氏が令和6年度農林水産祭において、林産部門の最高賞にあたる「天皇杯」を受賞した。この快挙は、森林サービス産業の推進と新たな林業経営が評価された結果であり、神奈川県内での受賞は史上初のこととなる。
農林水産祭での栄誉
令和6年11月23日、東京都渋谷区の明治神宮会館で第63回農林水産祭の式典が開催され、約600名が参加した。この式典では、農林水産関連の表彰制度の一環として、天皇杯が7つの部門に分けて授与された。T-FORESTRYはその林産部門で名誉ある賞を手にした。
天皇杯は、前年の7月から翌年の6月までの間に行われた農林水産祭への参加表彰行事277件の中から、農林水産大臣賞を受賞した463点のうち、特に優れた成果を上げた者に贈られるものである。
T-FORESTRYの取り組みとは
株式会社T-FORESTRYは、辻村農園や山林を活用して、多彩な森林レクリエーション事業を展開している。具体的には「フォレストアドベンチャー・小田原」、「フォレストバイク」、「ハンターバンク」といったプロジェクトで、地域の森林資源を有効活用し、訪れる人々に新しい体験を提供している。これらの活動が里山の活性化に寄与したことが評価された。
- - フォレストアドベンチャー・小田原は、300年以上の歴史を持つ杉の巨木や美しい渓流を背景に、空中散歩を楽しむことができる施設で、子供から大人まで幅広く利用されている。
- - フォレストバイクは、資格を持つインストラクターの指導のもと、初心者から上級者まで楽しむことができるマウンテンバイクのための施設で、自然を感じながら技術を学べる貴重な機会を提供している。
- - ハンターバンクは、農林業者と若手ハンターをつなぐプラットフォームで、獣害対策に特化した内容が豊富であり、その訓練と実践的な体験が特徴的だ。
式典では、江藤拓農相が「現場の最前線で地域の発展に多大なる貢献をしてきた」と称賛の言葉を送った。T-FORESTRYの業績は後日、天皇皇后両陛下にも拝謁し、直接説明する機会が与えられるという。
自然との共生を実現する企業
T-FORESTRYが行っている事業は、ただのエンターテイメントにとどまらず、地域の林業を支えていく新たなモデルを提示している。自然環境への配慮とともに、地域経済の発展を実現する取り組みとして、多くの人々にその価値を伝えていくことが期待されている。今後も同社の活動に注目が集まることだろう。
会社情報
株式会社T-FORESTRYでは、公式サイトを通じて詳細な情報を発信している。興味のある方はぜひ訪問してみてください。
株式会社T-FORESTRY公式サイト