文部科学省が障害者雇用へ向けた非常勤職員の募集を発表
文部科学省は令和7年1月17日、障害者雇用に向けた非常勤職員の採用計画を発表しました。これにより、令和7年4月1日から新たに被採用者を迎えることになります。今回はその具体的な内容について詳しくご紹介します。
採用期間と職名
現在の募集では、採用期間は令和7年4月1日から令和8年3月31日までの1年間です。ただし、実績に応じて再採用の可能性もあります。職名は「事務補佐員」として、時間雇用職員と期間業務職員が設定され、勤務時間によって異なる形態となります。
勤務内容
採用される職員は、大臣官房人事課に設置されたサポートオフィスで、具体的には以下の業務を担当します:
- - 名刺印刷や書類のシュレッダー処理
- - 郵便や新聞、図書の集配業務
- - 通勤手当等の諸手当の認定業務
- - 各部署の業務支援(例:データ入力など)
なお、業務内容は障害の状況を考慮し相談の上で決定されるため、個々のニーズに応じて配慮されます。また、職場見学も気軽にお申し出いただけます。
応募資格
応募するには、いずれかの障害者手帳を保有していることが必要です。具体的には以下のいずれかが求められます:
1. 身体障害者手帳
2. 療育手帳
3. 精神障害者保健福祉手帳
さらに、基本的なPCスキル(WordやExcelなど)の操作が求められます。面接時に簡単なスキルチェックが行われるため、事前準備が必要です。国家公務員法第38条に該当する方や、民法により準禁治産の宣告を受けた方は応募できませんのでご注意ください。
勤務条件
勤務時間については、障害の状況や業務の必要性に応じて複数の勤務時間帯が設けられています。例えば、時間雇用職員は週20〜29時間の範囲で、期間業務職員は週30時間以上の範囲で対応可能です。具体的な勤務例としては、月曜日から金曜日の午前10時から午後5時までの6時間勤務が挙げられます。
また、休暇の取り扱いや給与設定(時給1311円から1675円、日給7698円から11982円まで幅広く設定されています)についても、詳細な条件が設けられているため、一度確認しておくことをお勧めします。特に、通勤手当や超過勤務手当、賞与の支給なども考慮されます。
応募手続き
応募者は指定の応募フォームから申し込む必要があり、提出書類のアップロードが求められます。各種書類には個人情報が含まれるため、プライバシーへの配慮が必要です。応募締切は令和7年2月16日必着で、書類選考の後、面接が行われます。面接日は2月25日を予定しており、交通費は自己負担となりますので、こちらもご了承願います。
終わりに
文部科学省の非常勤職員採用制度は、障害者に対する雇用促進の一助となることが期待されています。市民が理解し、サポートする体制が整う中、ぜひ多くの方にこの機会を利用していただきたいと思います。詳細については、文部科学省の公式ホームページで確認できます。
お問い合わせは、大臣官房人事課任用班まで。電話番号は03-5253-4111(内線2134)です。