業界初の航空貨物取引プラットフォーム『Umbrair』が誕生

業界初の中立取引プラットフォーム『Umbrair』が登場

2023年11月、株式会社MASTは、航空貨物輸送において中立で公正な取引プラットフォーム『Umbrair（アンブレア）』の提供を開始しました。これは、株式会社商船三井が新規事業提案制度を通じて生まれたもので、物流業界に新しい風を吹き込むサービスとされています。

背景と目的

航空貨物市場では、近年の国際情勢の変化やサプライチェーンの再構築により、迅速かつ柔軟な対応が求められています。特に、スポット取引は突発的な需要に応じた商品の輸送に欠かせない要素となっていますが、従来のやり方では電話やメールに依存することが多く、効率性や透明性に欠けるという問題が残されていました。MASTは、これらの課題解決を目指し、2022年度から本サービスの開発に取り組んできました。

Umbrairの特徴

Umbrairは、荷主とフォワーダー（国際物流事業者）がオンラインで取引を行えるプラットフォームです。これにより、双方が同じ情報をリアルタイムで共有し、更にスムーズなやりとりが可能になります。このシステムによって、手続きが簡素化され、迅速かつ正確な取引が実現します。

利用者にもたらす利点

- 荷主のメリット: Umbrairでは、納期や予算に即座に対応できるため、安心して予約が可能です。これによって、物流業務のストレスが軽減されます。
- フォワーダーのメリット: 負担を抑えながら、迅速かつ的確に受注に対応できるため、ビジネスの効率を高められます。
- 共通のルール: すべての取引者が共通の規則に沿って業務を進められるため、無駄を省き、取引成立までの時間を短縮します。

MASTの目指す未来

『Umbrair』は、商船三井グループの経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づき、物流のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進する一環として開発されました。目標は、物流の流れを見える化し、全体の効率を向上させることです。

今後、MASTは、荷主やフォワーダーと連携しながらシステムの強化と実証を進め、次世代型の国際物流を実現するための貢献を続けていく予定です。これにより、業界全体の透明性と迅速性を確保し、より良いサービスを提供していくことが期待されています。

さらに詳細は、Umbrair公式サイトを訪れることで確認できます。新たな取引プラットフォームで、航空貨物取引の未来を体現します。