株式会社千趣会は、大阪市に本社を置く企業で、オンライン通販サイト「ベルメゾンネット」を運営しています。その中に位置するエシカルセレクトショップ「kimawari marche(キマワリマルシェ)」は、最近リニューアルオープンしました。本ショップのユニークな点は、持続可能な未来に向けた意識的な選択を促進する商品に特化していることです。
2024年9月に設立された「キマワリマルシェ」は、別の宅配買取サービス「kimawari fashion(キマワリファッション)」から新たに生まれたもので、環境や社会に配慮した商品を提供することを目的としています。今回のリニューアルでは、より明確なコンセプト、「私にいいモノ。未来にいいコト。」を掲げ、商品の選定基準として6つのテーマを設定しました。これらのテーマは、[地球にやさしい]、[伝統をつなぐ]、[誰かを助ける]、[寄付で支える]、[資源を再生する]、[ロスをなくす]の6つです。
リニューアルの背景には、2025年2月に実施されたアンケート調査の結果があります。調査対象者の多くがエシカル商品への関心を持っていながら、どこでそれらを購入できるのか分からないという回答を寄せていました。この調査によるデータから、67%が「興味はあるが手段がない」といった回答をしています。特に身近に手に入る食品や日用品に対する需要は高く、環境に配慮した商品への意識が徐々に高まっていることが明らかになりました。
「キマワリマルシェ」は、これらの声に応える形で「本当に欲しい」と思えるエシカル商品を提案し、消費者と社会の利益を両立させる努力をしています。これからも、私たちの日常生活に良いアイテムを取り揃え、持続可能な未来へ向けての貢献を続けていく予定です。
リニューアル後のサイトデザインは、エシカルなイメージを強めるためにグリーンを基調としたものになり、より親しみやすい雰囲気を醸成しています。また、オープン後の商品の一例として、リサイクル利用された波佐見焼のお茶碗や、長寿命のパン切り包丁、地域猫を支援するためのふろしきなど、社会貢献に寄与する商品が並べられています。
具体的な商品名は、例えば「手描きの線が、味わい深い茶碗」や「パンに吸い込まれそうな切れ味のパン切り包丁」といった具合です。これらはそれぞれ地域社会の環境負荷を低減させるために工夫されており、また一部は地域猫の活動などに寄付される仕組みも組み込まれています。このようにして、エシカル商品として他に類を見ない魅力的な商品を展開している点が、「キマワリマルシェ」の大きな特長です。
最後に、千趣会は1955年に創立され、今日まで女性の生活に寄り添う商品やサービスの提供を行っています。今年で70周年を迎える同社は、顧客志向を重視し、さまざまなライフステージにおいても利用しやすい商品の開発を進めています。今後も社会に貢献し続ける企業として、皆さまに笑顔を届けるための努力を続けていきます。