阪急電鉄と阪急阪神ホテルズは、2024年7月1日より、宝塚大劇場と宝塚ホテルで使用する電力を実質的に100%再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることを発表しました。この取り組みによって、年間約4,600トン(約2,600世帯分)のCO2排出量削減が見込まれます。
阪急阪神ホールディングスグループは、サステナビリティ宣言において「環境保全の推進」を重要テーマの一つとして掲げ、グループ各社の国内事業所におけるCO2排出量を2050年度に実質ゼロとする目標を掲げています。これまでにもグループ内施設への太陽光発電設備の設置など、CO2排出量の削減に取り組んできました。
今回の取り組みは、阪急阪神ホールディングスグループとして初めて、関西電力が提供する「オフサイトコーポレートPPA」を活用したものです。宝塚大劇場と宝塚ホテルでは、両施設専用の太陽光発電所(7月以降に複数カ所で順次稼働。総発電出力は約990kW)で発電される電力を使用します。「オフサイトコーポレートPPA」で賄うことのできない電力については、CO2フリーの電気料金メニュー「再エネECOプラン」を活用します。
阪急阪神ホールディングスグループは、今後も環境に配慮した事業活動の推進と持続的発展が可能な社会づくりに取り組んでいくとしています。
「オフサイトコーポレートPPA」は、電力の需要家が、需要地から離れた場所にある再生可能エネルギー電源の発電事業者と、小売電気事業者を介して長期・固定価格での電力購入契約を結ぶ電力供給・調達方法です。「再エネECOプラン」は、関西電力が提供する非化石証書(再生可能エネルギー由来)の持つ環境価値を付加したCO2フリーの電気料金メニューです。