ネスレ流動食の新研究
2025-12-08 14:27:52

第33回日本慢性期医療学会でのネスレの流動食研究が注目を集める

第33回日本慢性期医療学会でのネスレの流動食研究



2025年11月6日と7日、大阪国際会議場で開催された『第33回日本慢性期医療学会』において、ネスレ日本が展開するヘルスサイエンス分野での新たな研究成果が公開され、大きな注目を浴びました。本学会では、特に介護医療院の利用者への経管栄養療法に関連する試験結果が紹介され、流動食の重要性が改めて認識される結果となりました。

研究背景と流動食の重要性


慢性期医療および要介護高齢者において、適切な栄養補給は極めて重要です。これらの患者では、経管栄養が必要となる場面も多く、流動食は主要な栄養源となります。

ネスレ ヘルスサイエンスが供給する流動食製品には、「アイソカルサポート 1.5 Bag」、「ペプタメン プレビオ」、「アイソカル ファイブケア」があり、それぞれ異なる栄養補助効果が期待されています。特に、PHGG(部分加水分解グアーガム)が配合された流動食は、腸内環境の改善にも役立つことが知られています。

研究の概要と成果


今回の発表では、介護医療院に入所する高齢者24名を対象に行われた前後比較試験の結果が示されました。研究者は、排便状況に応じた流動食を選択するための栄養管理フローチャートを導入し、その効果を分析しました。これにより、継続的に流動食を摂取した15名の患者では、BMI(体格指数)が平均0.5kg/m²増加し、排便のない日数が大幅に減少しました。

加えて、腸内細菌の多様性にも変化が見られましたが、統計的には有意な差は確認できませんでした。この研究は、患者の症状に応じた流動食の選択が、栄養状態の向上や排便状況の改善に寄与する可能性を示唆するものとなりました。

ネスレの取り組みと今後の展望


ネスレ ヘルスサイエンスは科学的根拠に基づく栄養ソリューションを提供することを目指し、医療や介護の現場での課題解決に向けた取り組みを続けています。今後も研究活動や支援を通じて、日本国内外での栄養療法の進展を図る方針です。

特別用途食品としての流動食は、医薬品とは異なる食品として扱われ、大切な栄養素を患者に届ける役割を持っています。いかにしてこれらの食品を料理や日常生活に取り入れていくかは、医療従事者や患者次第ですが、ネスレの研究報告によってそのヒントが広がることでしょう。

【参考リンク】

まとめ


第33回日本慢性期医療学会でのネスレによる流動食に関する研究は、今後の介護医療における流動食利用の重要性を再確認させるものでした。流動食は単なる栄養補給手段ではなく、患者の生活の質を向上させるための大切な要素となります。


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会社情報

会社名
ネスレ日本株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区御幸通7丁目1番15号 ネスレハウス
電話番号
0120-130-650

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