DeFi基盤の新展開
キリフダ株式会社がPacific Metaと協力し、従来の金融機関を介さずにブロックチェーン上で金融取引を自動化する新しいDeFi(分散型金融)基盤の開発を始めました。この取り組みは、金銭債権をデジタルトークンとしてトークン化し、スマートコントラクトを活用することを目指しています。
背景と目標
近年、リアルワールドアセット(RWA)のトークン化が国際的に進展しており、2025年にはその市場規模が330億ドルに達すると予測されています。各国の規制機関や大手金融機関がこの分野に強い関心を寄せる中、金銭債権の処理基盤技術の重要性が増しています。キリフダは、このニーズに応えるべく、「おカネのこづち」で培った経験を活かして、新たなDeFiプロジェクトの企画を進めています。
プロジェクトの主な特徴
このプロジェクトでは、以下の3つのポイントに焦点を当てています。まず、金銭債権をブロックチェーン上のトークンとして発行し、取引をデジタル化します。次に、スマートコントラクトを利用して取引条件をプログラムし、自動的に執行します。最後に、本人確認(KYC)や法人確認(KYB)を通じて、法令遵守のもとでの安全な取引環境を整えます。これらにより、債権の移転や取引の透明性が向上し、ヒューマンエラーを排除することが可能になります。
技術的背景とサポート
キリフダは社内にスマートコントラクト開発チームを持ち、ブロックチェーンの専門的な知識も獲得しています。また、親会社のPacific Metaが持つ海外DeFiプロトコルとのネットワークを駆使し、グループ全体での開発体制を強化しています。
それに加え、外部の技術パートナーや事業者との協業も視野に入れ、より実用的で拡張性に優れた技術基盤の構築を目指しています。金銭債権のトークン化から始まるこの新たなDeFiの方向性は、将来的な資産デジタル化の足掛かりと捉えられています。
今後の展望
キリフダとPacific Metaは、このプロジェクトを進めることで、今後の金融資産のトークン化を拡大し、2026年度中にはβ版サービスを開始する予定です。この試験的なプロダクトを通じて実用性を検証しながら、将来的には国際的なアクセスの可能性も検討していく方針です。
デジタル金融インフラの構築は急速に進展する中、会社全体の成長と進化を支えるこのプロジェクトが、ブロックチェーン技術の社会実装に寄与することが期待されます。
会社情報
- - キリフダ株式会社:東京都中央区に本社を置き、金銭債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を運営し、幅広い業界に向けたブロックチェーン活用のコンサルティングを行っています。
- - Pacific Meta株式会社:東京都港区を拠点に、ブロックチェーン事業の立ち上げと運営を包括的にサポートする企業です。国内外で多くのプロジェクトを支援しています。
本プロジェクトは、金銭債権をデジタル化する重要なステップとして、多くの期待を集めています。これからの動向に注目が集まることでしょう。