2024年に開催された第26回日本臨床獣医学フォーラム年次大会では、約4000名の参加者が集まり、「伴侶動物との暮らし ーどうぶつにやさしい医療―」というテーマのもと、様々な活動が展開されました。この大会に出展したのは、株式会社HIROTSUバイオサイエンスです。彼らは、独自の検査技術を用いたがんスクリーニングの重要性を広く伝えるために、多くの情報を提供しました。
HIROTSUバイオサイエンスは、ブース出展だけでなく、ランチョンセミナーも実施しました。このセミナーでは、すでに「N-NOSE」という技術に精通した獣医師が、その活用法を参加者に紹介しました。定員100名のところ、137名が参加するなど、多くの関心を集めました。ブースでは、最近のがんスクリーニング検査に関する問い合わせが多数寄せられ、実際の医療現場でのニーズを直に感じることができました。
「N-NOSE」は、優れた嗅覚を持つ線虫を利用して、がん特有の匂いを検知することで、早期がん検査を実現するものです。この技術により、尿を提出するだけで簡単に検査ができ、がんのリスクを高精度で調べることができます。さらに、2011年にはこの技術を応用した愛犬用および愛猫用がん検査「N-NOSE あにまる」も登場しました。これは、ペットが自覚症状を示さないまま進行することが多いがんを早期に発見する助けとなります。尿を提出するだけで、複数のがんリスクを調べることができるため、飼い主にとっては非常に便利なサービスです。
HIROTSUバイオサイエンスは、がんの早期発見を目指した取り組みを今後も続けるとしています。彼らはただがん検査を提供するだけでなく、すべてのステークホルダーとの情報共有を大切にしており、その姿勢が多くの人々の健康と安心に寄与していく所存です。
会社の所在地は東京都千代田区で、2016年の設立以降、革新的な技術の開発を続けています。特に、線虫の嗅覚センサーを利用したがん検査は、今後の医療における重要な役割を果たすことが期待されています。これからの活動にも大いに注目です。