新技術でCO₂削減
2025-10-07 13:39:43

タイガー魔法瓶の新技術が脱炭素社会実現に貢献!CO₂削減効果を実証

タイガー魔法瓶の革新技術が導く持続可能な未来



熱制御のリーダー、タイガー魔法瓶株式会社(社長:菊池嘉聡、本社:大阪府門真市)は、独自に開発した「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」を搭載した冷蔵コンテナの実証実験を行い、CO₂排出量を驚異の45.9%削減することに成功しました。この技術は、脱炭素社会実現に向けた重要なステップであり、特に大阪・関西万博の物流においても活用された実績があります。

高性能断熱パネルTIVIPの特長



TIVIPは、ステンレス材を使用し、従来の真空断熱材では得られない不燃性と高断熱性を兼ね備えています。これにより、長期間にわたって高い断熱性能が維持でき、保冷コンテナや建材などのエネルギー消費を抑えることが可能です。このような環境に配慮した資材は、持続可能な未来を考える上で非常に重要な役割を果たします。

実証実験の詳細



実証実験は、兵庫県神戸市で行われました。ここでは夏日の平均気温が32.3度という厳しい条件下、TIVIPを搭載したコンテナと従来型コンテナの消費電力を7時間にわたり測定しました。結果的に、従来コンテナは常に保冷機が稼働したのに対し、TIVIP装備のコンテナは稼働時間を5時間に短縮し、120分の非稼働時間を確保しました。この結果、消費電力とCO₂排出量の大幅な削減が実現したのです。

大阪・関西万博での活用



この技術は、先の大阪・関西万博でもその可能性を証明しました。会場内外で食材を輸送するための保冷ボックスとして使用され、長時間の温度維持が求められる中で、大きな力を発揮しました。また、異なる温度帯の荷物を同時に運ぶ「混載輸送」を実現し、トラックの台数削減にも寄与しました。これにより、CO₂排出量や物流業界の人手不足といった課題の解決にも繋がります。

企業の期待と今後の展望



日本通運株式会社の藏田隆典氏は、「タイガー魔法瓶の真空断熱パネルはその高い断熱効果からさまざまな業界からの引き合いが期待される」と述べました。今後は冬季の保温輸送実験も実施し、四季を通して利用可能な環境配慮型輸送器材の提供を目指しています。TIVIPは、エネルギー効率や温度管理が重視される分野での革新を促進する技術と位置づけられています。

結論



タイガー魔法瓶の「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」は、持続可能な社会の実現を目指すための強力なツールとなるでしょう。将来的には、さらなる産業分野での活用も期待され、多くの人々の生活をより良くしていくことが求められています。環境への配慮が求められる現代において、TIVIPの存在意義はますます重要性を増しております。


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会社情報

会社名
タイガー魔法瓶株式会社
住所
大阪府門真市速見町3番1号
電話番号

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