三条市がメタバースで創造性を育む
新潟県三条市が、メタバースを利用したクリエイター育成プログラムを始めました。この取り組みは、地域の魅力を発信する「バーチャルSANJO」プロジェクトの一環として実施されており、株式会社GugenkaがVRChatの運用とワークショップをサポートしています。今後の展開として、地元の若者やクリエイター志望者に向けたセミナーも計画されており、地域の“ものづくり”文化をデジタルの視点で学べる貴重な機会となっています。
「バーチャルSANJO」プロジェクトとは
「バーチャルSANJO」は、三条市の文化や産業をメタバース内で体験できるプラットフォームです。三条市は新潟中央部に位置し、金属加工や刃物製造で知られた地域です。2025年10月から一般公開が開始される予定で、実際の風景を忠実に再現したエリアや独創的なバーチャル空間が楽しめるようになります。
このプロジェクトは、地域の魅力を広げることに加えて、地元の人材を育成することを目的としており、メタバース技術を通じた新たな交流やまちづくりの可能性を探っています。Gugenkaも同プロジェクトに深く関与し、VRChatに関する契約代行業務も担当しています。
ワークショップの詳細
三条市では「バーチャルSANJO」に関連するイベントとして、特別なワークショップ「3Dモデリングワークショップ〜三条の名産品を3Dモデルで作ろう!〜」を開催します。このイベントでは、地域の名産品を題材にした3Dモデリングに挑戦します。Gugenkaの3Dモデラーが講師として指導に当たり、参加者は初心者でも安心して参加できる内容となっています。
ワークショップ開催概要
- - 日程: 2025年10月19日(日)、2025年11月15日(土)
- - 時間: 各回13:00~17:00(第1回)、13:30~17:30(第2回)
- - 場所: まちやま サイエンスホール(新潟県三条市元町11-6)
- - 講師: 株式会社Gugenka 所属の3Dモデラー
- - 定員: 各回10名(先着順)
- - 参加費: 無料
- - 対象: ゲーミングノートPCを持っており、3Dモデリングや創作に興味のある市内・県内在住者
参加者は、地域特有のものづくり文化に触れながら、デジタル技術を基にした実践的な学びを得ることができます。ワークショップを経て、参加者は「バーチャルSANJO」に関連した「3Dオブジェコンテスト」への参加も可能です。
今後の予定
今後も三条市は「バーチャルSANJO」を通じて、地域の未来を見据えた教育プログラムを展開していく予定です。メタバースを活用することで、従来の枠を越えたクリエイティブな環境を提供し、次世代のクリエイターを育てることを目指します。
この新しい試みは、地域活性化にもつながると期待されており、三条市の魅力を全国、さらには世界へと広める一助となるでしょう。詳細な情報や参加申込みは、公式ウェブサイトを通じて確認できます。