古民家や廃校を活用した観光振興セミナーを開催

近年、地域の観光振興が重要視されている中、廃校や古民家などの遊休公的施設を活用する「スモールコンセッション」のセミナーが、2025年7月24日(木)にオンラインで開催されます。このセミナーは、独立系コンサルタント会社である株式会社ブレインファームが主催し、国土交通省の後援を受けたものです。

スモールコンセッションとは？

「スモールコンセッション」とは、遊休公的不動産を地域活性化に繋げる官民連携の取り組みのことを指します。人口減少や観光需要の変化に伴い、地方自治体は魅力的な観光資源を創出することが求められています。その一環として、全国で増えている廃校や古民家を活用することは、有効な手段といえるでしょう。このセミナーでは、行政職員や地元企業を対象に、観光振興におけるスモールコンセッションの利点を理解することを目指します。

セミナーの内容とスケジュール

13:30から始まるセミナーは、以下のプログラムで構成されています。

1. スモールコンセッションの概要解説と活用の意義について（講師：国土交通省大川晃祐氏）
- スモールコンセッションの制度についての説明と、その社会的意義を掘り下げます。

2. 人口減少時代の観光振興のポイント（講師：新谷聡美氏）
- 日本の観光政策の変遷や、今後の観光行政に必要な視点を提示し、観光分野でのPPP/PFIの活用法を紹介します。

3. 事例紹介：観光分野におけるスモールコンセッション活用の意義（講師：仲野光一氏、小川利幸氏、藤井拓也氏、山本武志氏）
- 地元の廃校をグランピング施設に転用した事例や、旧国民宿舎のリニューアルを通じての滞在人口増加について具体的な成功例を紹介します。

4. 自治体のプレスリリース戦略（講師：坂本宗之祐氏）
- スモールコンセッションを利用した観光施設の広報戦略について解説し、地方自治体が効果的に情報を発信する方法を考えます。