全国の小学校へ17,929本の横断旗を寄贈
こくみん共済 coop(全労済)とコープ共済連は、全国の小学校に対して「7才の交通安全プロジェクト」の一環として、合計17,929本の横断旗を寄贈しました。この活動は、子どもたちが怪我をすることなく安全に過ごせる社会を築くための重要な取り組みの一つです。
寄贈された横断旗と寄贈式
2025年9月、全国378校の小学校に向けて寄贈された横断旗は、交通事故を減少させる目的で設計されています。また、12月8日にはその寄贈先の一つ、江東区立有明西学園で寄贈式が行われ、交通安全に関する意見交換会も実施されました。この式典には、こくみん共済 coopの蛭田美幸常務理事、コープ共済連の石川勝也常務理事、そして井熊豪校長が参加し、それぞれの見解を述べました。
井熊校長は、地域の交通安全対策として、交通誘導の取り組みや保護者ボランティアによる対策などが進められていることを述べ、子どもたちの行動範囲が広がるにつれ、交通事故のリスクが高まることにも警鐘を鳴らしました。そのため、「7才の交通安全プロジェクト」は非常に重要な活動であると強調しました。
こくみん共済 coopとコープ共済連の協力
両組織は、地域社会における問題解決を共に進めるために協力しています。特に、「マイカー共済」の利用を通じて得た収益を社会貢献に振り向けることで、交通事故を減らすための活動を推進しています。寄贈した横断旗は、保護者や地域の方々が子どもたちの安全確認を助ける役割を持ち、今後も更なる取り組みを行っていくという方針です。
趣旨の確認と今後の展望
「7才の交通安全プロジェクト」は、7歳の児童を対象にしており、この年齢の子どもたちは視線が低いことや注意力が未発達なため、特に交通事故のリスクが高いとされています。活動を通じて、未来の世代を守るために、一人ひとりの意識を高めることが求められています。提供された横断旗やその他の交通安全教材を使用することで、子どもたちが自ら交通安全へと意識を向けるきっかけを増やすことを期待しています。
これまでの取り組みと効果
「7才の交通安全プロジェクト」はすでに多くの成果を上げており、これまでに178万本以上の横断旗が全国で寄贈されています。また、金沢大学との共同研究を通じて、子どもたちの目線や行動を分析し、具体的な対策を講じています。さらに、「こども見守り活動の日」の制定や交通安全デジタル絵本の公開など、さまざまな取り組みを行っています。
このプロジェクトの目標は、地域社会全体で子どもたちの交通安全を守ることであり、そのために協同組合が一丸となって活動を続けていることは、確かな希望を感じさせます。これからも、こくみん共済 coopとコープ共済連の努力は、多くの子どもたちの笑顔を守り続けることでしょう。