DEI教育の全従業員展開
2024-10-29 13:59:57

日立コンサルティングが多様性に配慮した人事規定を改定、DEI教育を全従業員に展開

日立コンサルティングのDEI教育と人事規則改定



日立コンサルティングが昨今注目を浴びているのは、性的マイノリティに配慮した人事規則の改定及びDEI(多様性・公平性・包括性)教育の導入です。同社は独自に開発したゲーム型のDEI教育コンテンツ「かりものめがね」を活用し、全従業員約500人を対象に研修を展開しています。この取り組みは、単なる受講ではなく、実際に現場での意識改善や行動変革を促すものです。

DEIゲーム「かりものめがね」の特徴



このゲームは、多様な属性を持つ人々が日常的に直面するトラブルを疑似体験することができます。研修生はイベントカードとプロフィールカードを用いてシチュエーションを体験し、互いにディスカッションを行います。これにより、多様性に対する理解を深めることができ、各自が持っていた無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)を自覚することが期待されています。

特筆すべきは、イベントカードの内容が実際のトラブル事例や判例に基づいており、非常にリアルな体験ができる点です。また、1,000を超えるカードの組み合わせが可能なので、参加者は毎回異なる視点での学びを得ることができます。

人事規則の見直し



DEIゲームの導入によって、日立コンサルティングは人事規則の見直しを進めています。具体的な改定内容として、妊娠中や産後1年の女性を指す表記をより包括的な形に改め、配偶者に関する記載に同性パートナーを加えることが挙げられます。これにより、すべての従業員が公平に扱われる環境を整えようとしています。

DEIに関する取り組み



日立コンサルティングは、すでに多くの取り組みを行っています。2021年にはフェムテックに関する調査を行い、2022年にはこのDEIゲームを開発しました。その後もお茶の水女子大学との共同研究や、日立製作所との意見交換を実施するなど、DEI教育の充実に向けた活動を続けています。

さらに、2024年には社内特設ページを立ち上げ、DEIに関するさまざまな情報を提供し、従業員に対する啓発キャンペーンを実施します。

まとめ



日立コンサルティングのDEI教育や人事規則改定は、多様な人々が安心して働ける企業文化を構築するための一助となるでしょう。本プロジェクトによって、社員一人一人が多様性に対する理解を深め、実際の行動に反映できることを目指しています。日立グループの一員として、同社は今後もお客様や社会に向けたDEI推進に貢献していく考えです。


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会社情報

会社名
株式会社日立コンサルティング
住所
東京都千代田区麹町二丁目4番地1 麹町大通りビル
電話番号

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