地域活性化の新たな試み、加西市の『ミライナカ』くらしラボ
キヤノンマーケティングジャパングループに所属するキヤノンビズアテンダ株式会社(以下、キヤノンBA)は、兵庫県加西市と共に官民連携のもと、地域の未来を見据えた新たなプラットフォーム「かさい『ミライナカ』くらしラボ」を2026年2月19日に設立しました。この取り組みは、加西市の持続可能な地域づくりを目指すもので、デジタル技術を駆使して市民生活の向上と地域経済の発展に寄与しようとしています。
加西市の現状と地域課題
近年、地方自治体では人口減少や少子高齢化、地域産業の空洞化などの問題が顕在化しており、持続可能な運営が求められています。このため、国は「新しい地方経済・生活環境創生本部」という組織を設立し、IoTやAI、クラウドコンピューティングなどのデジタル技術の導入を通じてスマートシティに向けた取り組みを強化しています。
加西市では、住民の健康を支援するアプリ「加西健幸アプリ」や地域通貨「ねっぴ~Pay」、さらに市が提供するデータ連携基盤「かさいポータル」など、地域密着型のデジタルサービスがすでに運用されています。これらの取り組みは市民に多くの恩恵をもたらしている一方で、今後のさらなる発展が求められています。
『ミライナカ』くらしラボの設立
今回の「かさい『ミライナカ』くらしラボ」を設立するに至った背景には、こうした地域課題の解決を促進し、市民が実感できる活力ある生活を実現することがあります。このラボは、加西市や電通西日本、電通総研、ALLX、ジオグリフ、加西市社会福祉協議会との連携によって運営され、市民と企業が共に参加し、協創するプラットフォームを形成することを目的としています。
ラボの重点テーマとしては、「人材を活かし助け合うまち」「移動にストレスのないまち」「地域通貨で活気づくまち」の3つが挙げられています。これにより、加西市の地域課題の解決と、地域経済の活性化を同時に進行させることを目指します。
今後の展望
キヤノンBAは、地域の交通課題や公共交通の改善に向けた取り組みも進めています。特に「移動にストレスのないまち」を目指し、現代のテクノロジーを駆使した移動手段の整備に力を入れており、自動運転やオンデマンド交通の実現に向けて精力的に活動します。このような取り組みは、市民にとって便利で快適な生活環境を提供し、地域の魅力を高めることに寄与します。
また、ラボは地域モビリティ事業のワーキンググループを発足させ、公共交通に関する調査研究や新サービスの企画立案を通じて次世代の地域モビリティの創出を進めてまいります。
おわりに
「かさい『ミライナカ』くらしラボ」は、加西市の将来都市像「田舎だけれど最先端のまち=未来の田舎(ミライナカ)かさい」を実現するための第一歩です。官民が一体となり、市民生活を豊かにし、地域社会の持続可能な発展を促進する取り組みに期待が寄せられています。その成功に向けた一歩一歩が、地域全体を活気づけることにつながることでしょう。