伝統芸術とファッションの融合、観世清和とコシノジュンコのコラボステージ

日本の美を探求する新たな舞台芸術

日本が誇る伝統芸術「能楽」と、現代のファッション界を代表するコシノジュンコ氏が手を組み、視覚と感性に訴えるエポックメーキングなステージを展開します。この公演は、観世清和師という著名な能楽師と、常に新しい視点を持ち続けるコシノ氏とのコラボレーションを通じて、伝統と現代性の見事な融合を成し遂げました。

公演概要

本公演のテーマである「継承される伝統と現代の融合」は、二部構成を通じて色濃く表れます。第一部では、観世流能楽師である分林道治氏の「風神雷神」とコシノジュンコ氏のファッションショーが繰り広げられ、視覚的な美を強烈にアピールします。「能とファッション」という一見異なる要素が高次元で交わる瞬間を、観客は心に焼き付けることができるでしょう。

第一部のオープニングでは、プロジェクションマッピングを使用した新しい舞台芸術が採用され、能楽堂に未来的な光のアートが展開します。この演出により、能楽の持つ静けさとファッションの持つダイナミズムが交錯し、新たな芸術体験を提供します。特別出演の観世三郎太氏もこの舞台に華を添え、共演者のパフォーマンスが想像を超える感動を呼び起こします。

第二部の魅力

第二部では、観世清和師が主役となり、能「紅葉狩鬼揃」を披露します。この演目は初心者でも親しみやすく、優美でありながら迫力に満ちています。コシノジュンコ氏による舞台装置やシテの装束のデザインも見所で、観客はそれぞれのビジュアルアプローチに心を奪われることでしょう。

公演は2020年11月9日に観世能楽堂で開催され、昼の部と夜の部でそれぞれの魅力を全身で体感することができます。チケットは全席指定となっており、料金は20,000円、またオンライン配信チケットも用意されており、自宅からもこの特別な瞬間を楽しみに吸い寄せることができます。