大阪市、下水道資源活用で民間事業者募集!中浜・津守下水処理場でヒアリング実施

大阪市は、中浜下水処理場と津守下水処理場における下水道資源の活用や上部利用に関するヒアリングに協力いただける民間事業者を募集しています。

中浜下水処理場は大阪城東部地区まちづくりエリアに位置しており、施設の老朽化に伴う改築更新事業が検討されています。さらに、エネルギー循環拠点としての役割を担うため、地域バイオマス等の受け入れも検討されています。

一方、津守下水処理場では、下水処理過程で発生する消化ガスを燃料とした消化ガス発電が、大阪市初のPFI事業として20年以上稼働しています。しかし、運営開始から20年が経過し、次期事業として地域バイオマス等の受け入れを含めた検討が進められています。

今回のヒアリングでは、両処理場におけるカーボンニュートラル(CN)実現に向けた取り組みや、改築更新事業の検討材料とするため、民間事業者の知見やアイデアを積極的に収集します。

具体的なヒアリング項目は、以下のとおりです。

下水道資源の活用
消化ガス、再生電力、下水熱、処理水などの活用に関心のある資源
資源の活用の用途と活用する際の条件
地域バイオマス供給への関心、供給する際の条件
用地の立体的な活用
施設の上部、空中権などの活用に関心のある範囲
グラウンド利用、緑地、広告物の設置など、活用の用途と活用する際の条件
共通事項・その他
想定される事業手法(処理場改築更新事業に係る事業手法を含む)
CNに資する新技術(導入可能な水処理技術、環境に配慮した施工方法など)
事業を進めるための金融手法(サステナブルファイナンス、GX投資など)

ヒアリングのスケジュールは以下のとおりです。

質問受付期間:令和6年7月1日(月)~7月8日(月)
質問に対する回答公表:令和6年7月12日(金)
ヒアリング参加申込受付期間:令和6年7月1日(月)~7月22日(月)
* ヒアリング実施期間:令和6年7月16日(火)~8月2日(金)

大阪市は、今回のヒアリングを通じて得られた民間事業者の意見や提案を参考に、下水道資源の有効活用を進め、持続可能な都市づくりに貢献していく方針です。

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