特別区競馬組合の令和5年度決算と分配金
令和6年9月18日、特別区競馬組合の定例会にて、令和5年度の決算が承認され、特別区分配金についての決定も行われました。
この結果、昨年度の総売得金額は、なんと2,070億7,896万4,150円となり、前年度比105.95%と大幅増加しました。この増収は11年連続で続いており、特に昨年度の数字を上回る結果となったことから、過去最高を記録しました。
特別区競馬組合は東京23特別区を対象とする一部事務組合であり、その利益の一部を各区に分配する仕組みを確立しています。令和5年度の分配金は総額138億円で、これを23区に均等に分けることで、1区あたり6億円が支払われる予定です。
この分配金は、令和7年度の予算に反映され、来年4月下旬には各区へ支出される計画です。このようにして、競馬を通じた地域の財政支援が進められています。
過去5年間の特別区分配金の推移は以下の通りです:
- - 令和元年度:69億円(1区あたり3億円)
- - 令和2年度:115億円(1区あたり5億円)
- - 令和3年度:138億円(1区あたり6億円)
- - 令和4年度:138億円(1区あたり6億円)
- - 令和5年度:138億円(1区あたり6億円)
このように、特別区競馬組合は恒常的に競馬から得た利益を地域に還元し、地方財政の健全化を目指して取り組んでいます。今後とも地域社会の発展に寄与できるような取り組みを続けていくことでしょう。また、この仕組みを通じて、地域住民が競馬を楽しむことで得られる利益が、さらなる地域の発展に繋がることが期待されています。
引き続き、特別区競馬組合の動きに注目が集まります。