ブラザー新電子ミシン
2025-01-30 11:26:42

ブラザーの電子ミシンが生地の調整をデジタル化、業界初の高度技術搭載

ブラザーが業界初のデジタル技術を搭載した電子ミシンを発表



2025年1月30日に、ブラザー工業株式会社は新たなブリッジ型プログラム式電子ミシン「NEXIO BAS-365K/BAS-370K」を発売すると発表しました。この新製品は、業界で初めて0.01mm単位での精密な調整を実現するデジタル技術を搭載し、縫製業界における品質管理の新たな基準となることが期待されています。

デジタル技術「DIGIFLEX TUNE」の導入



新たに搭載されたのが、「DIGIFLEX TUNE」という技術です。この技術により、釜まわりの調整状態を数値化し、パネル上で確認しながら調整を行うことが可能になりました。これにより、従来の感覚に頼った調整方法と違い、個人差や環境によるばらつきを抑えることができます。

具体的には、針棒の高さ位置や針の隙間、針と釜の接触タイミングを数値化し、精度の高い調整が行えます。これにより、異なる工場や国で同じ水準の調整が可能となり、クオリティの安定化が図られます。

生産性と再現性の向上



DIGIFLEX TUNEの導入により、調整状態をパネルで確認することで縫製不良の原因を迅速に特定できる点も大きな利点です。不良が発生した場合、適切な調整を施すことで、より効率的に品質管理が行えます。また、調整時間が大幅に短縮されるため、稼働時間の向上にも寄与します。

不良検知技術の標準搭載



また、この新電子ミシンには不良検知技術が標準で搭載されています。上糸張力センサーが目飛びや糸切れを検知し、縫製生地の厚みを測定する生地厚検知装置も機能しています。これにより、縫製不良が発生する前に対処することができ、さらなる高品質な製品の提供が可能になります。

メンテナンス性とアクセス性の向上



メンテナンス性にも配慮されており、作業時に必要な前側針板補助板は、工具なしで取り外しができる磁石で固定されています。また、釜のメンテナンスカバーも大型化されており、作業台の高さが50mm低くなったことで、アクセス性や視認性も向上しました。

未来を見据えた縫製機械



ブラザーの新しいミシン「NEXIO BAS-365K/BAS-370K」は、単なる機械の進化に留まらず、デジタル化された新たな縫製の世界を切り開く存在となることでしょう。これに伴い、業界全体の生産性向上と品質向上が期待されます。今後、どのような進展が見られるのか目が離せません。

詳細はこちらのリンクからご覧いただけます。


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会社情報

会社名
ブラザー工業株式会社
住所
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15-1
電話番号
052-824-2072

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