マネーフォワードが金融機関向けにオンライン手続きを開始へ、地域経済支援の新たな形とは

マネーフォワードが金融機関向けオンラインサービスを開始

株式会社マネーフォワードの新たな部門である「Money Forward X」は、金融機関と顧客企業（法人および個人事業主）との間で各種手続きをオンラインで完結できるサービスの開発を発表しました。このサービスは、最初に株式会社中国銀行で導入され、2025年春ごろから利用が開始される予定です。

開発の背景

顧客企業への支援が求められる中、地域経済は人口減少や高齢化に直面しています。特に、中堅層の人手不足が進行中で、営業担当者の負担が増える一方で、顧客企業に対して本来必要な経営支援や人材育成に十分な時間を割けていないのが現状です。これを受けて、マネーフォワードは、オンラインで各種手続きを行うことができる新しいサービスを開発し、営業担当者が本来の業務に専念できる環境を整えることを目指しています。

中国銀行での導入

中国銀行は、業務プロセスの改革として、本サービスの導入を決定。取引の約90%を非対面で完了させることを目指しており、アナログ業務を削減しつつ、顧客の体験（CX）の向上を図っています。このサービスの正式な提供は、2025年春に予定されています。

オンライン手続きの機能

提供されるサービスでは、代表者変更や住所変更、インターネットバンキングの申し込み、でんさいの申し込み、残高証明書の発行など、様々な手続きをオンラインで行うことが可能です。これにより、従来のような訪問書類の準備や預かり証の発行が不要になり、営業担当者は本来の業務により多くの時間をさけるようになります。