介護業界の営業を革新する新しいサービス『UPWARD』
日本社会の超高齢化が進む中、介護業界のサービス提供における効率化は喫緊の課題となっています。そんな中、株式会社ツクイが導入した営業支援サービス『UPWARD』が注目を集めています。UPWARDは、特に外回りや訪問営業を行う企業向けに開発されたスマートなツールで、営業活動の効率化を目的としています。
ツクイと『UPWARD』の提携背景
ツクイは「超高齢社会の課題に向き合い、人生100年幸福に生きる時代を創る」という使命を掲げて、全国に770カ所以上のデイサービスを展開しています。営業担当者は、利用者対応の合間を縫う形で居宅介護支援事業所を訪れ、ケアマネジャーとの連携を通じてサービスの提案を行っています。しかし、営業しなければならない相手は多岐にわたり、限られた人員での対応には無理が生じていました。
そこで、ツクイは営業活動における業務負担を軽減し、営業の質を向上させるために『UPWARD』を導入することを決定しました。
UPWARDの導入による主な効果
1. モバイル活用による報告業務の削減
UPWARDの特徴の一つは、モバイルアプリの滞在検知機能です。これにより、営業担当者は訪問先での活動を自動で記録し、事業所に戻る必要がなくなります。これまでの紙やExcelベースの報告を廃止し、隙間時間で業務を完結させることができるようになりました。
2. 地図上に可視化された営業活動のターゲット
UPWARDでは、優先的に会うべきケアマネジャーを視覚的に地図上に表示します。これにより、担当者は訪問の偏りや漏れをなくし、効率的に営業活動を行えるようになります。
3. 情報共有を強化
営業の現場で集まったデータをSalesforceに統合することで、各事業所間で情報がリアルタイムで共有されます。これにより、各拠点でのノウハウが企業全体で活用できるようになり、地域全体の営業効果を高めることができます。
ツクイの営業推進におけるUPWARDの評価
ツクイの営業推進本部のチーフスペシャリスト、波戸真之介氏は、「従来の営業記録は紙やExcelで管理していたが、UPWARDの導入により記録漏れや遅れが解消された」と語っています。また、同じ地域に複数の介護事業所がある中で重複する営業活動のタイミングもUPWARDによって明確化され、地域内の連携が強化されたと評価しています。
今後の展望とUPWARDの役割
波戸氏は、「UPWARDを活用してツクイのケアを地域の皆さまにもっと知ってもらい、ブランドのファンを増やすことが我々の目標です」と未来への抱負を述べています。
介護現場における『UPWARD』のユースケース
UPWARDは、介護業界特有の状況においても柔軟に対応できる特性を持っています。このサービスのユースケースは、サービスサイトで公開されており、興味がある方はぜひチェックしてみてください。また、UPWARDに関する詳細や関連資料も提供されています。
UPWARDの導入で、介護サービス提供の現場がどのように進化するのか、今後の動向に注目です。