実家じまいに関する親子間の実態調査結果
最近、株式会社すむたすが実施した【実家じまいに関する親子間コミュニケーション実態調査】の結果が発表されました。この調査は、特に増加が予想される「大相続時代」を見据え、親世代と子世代間の双方が実家の処分に関してどのようにコミュニケーションを図っているかを明らかにすることを目的としています。
調査の背景
2025年に団塊の世代が後期高齢者に突入し、8百万人に達することが予想されています。相続時の様々な問題の中でも、特に複雑なのが「実家」の処分です。すむたすではこれまでに多くの実家じまいに関するご相談をいただいており、「親が生きているうちに準備を進めたい」といった声が寄せられています。そこで、実家じまいに向けたコミュニケーションの実態を調査しました。
調査結果の概要
今回の調査では、親世代と子世代双方にインターネット調査を実施し、116名から回答を得ました。
1. 実家の処分に関する会話
調査の結果、72.1%が「実家の処分について話し合ったことがない」と回答しました。その理由として、最も多かったのは「まだ具体的に考えていない」でした。これは親子間での会話が進んでいないことを示しています。さらに、「話し合う必要性を感じていなかった」との回答も多く見受けられました。
また、子世代では「話し合うきっかけがない」という理由があり、必要性を感じながらも話し合いを始められていない実態が浮き彫りとなりました。具体的な内容に進めている人はわずか6.6%で、心理的なハードルが高いことも明らかです。
2. 実家帰省時の実感
子世代の中で、実家に帰省した際に実感する変化についても調査が行われました。7割以上が「何らかの変化を感じている」と答え、最も多かったのは「両親の身体的変化」で55.6%の人が挙げました。次に「実家の老朽化」を感じた人が33.3%と続き、実家の状態に関する気づきが多く寄せられています。
3. 希望する処分方法
親世代と子世代の希望する処分方法のトップは「売却」でした。一方、親世代が「子どもに住んでほしい」と考える割合が30.6%であるのに対し、子世代のうち「自分が住みたい」と答えたのは13.5%にとどまり、意向のギャップも浮き彫りになっています。
4. 事前準備についての希望
親子間での希望として、子世代からは「不要品の整理・処分」が31.5%で最も多く、親世代からは「相談に乗って欲しい」が13.9%で続く結果となりました。相互に必要な準備が認識されているにもかかわらず、実行に移せていない現状があることが伺えます。
すむたすの取り組み
すむたすでは、安心して実家じまいが進められるよう、「すむたす売却」というシステムを提供しています。これにより、最短1時間でマンションの査定が可能で、手数料ゼロで現金化もサポート。オンライン対応も整えられているため、遠方に住む方々でも安心して利用できます。相続問題に悩んでいる方は、この機会に相談してみてはいかがでしょうか。
参考リンク
この調査を通じて、実家じまいについての親子間でのコミュニケーションがどれほど重要であるかがわかりました。今後、より良いコミュニケーションを通じて、すべての世代が「安心できる相続」の準備を進めていくことが期待されます。