岡山大学の新プロジェクト
2025-01-29 22:19:18

岡山大学、持続可能な森林ビジョン策定に向けたパートナーシップ構築を開始

2025年1月16日、岡山大学は持続可能な森林産業を目指して、新たなプロジェクトの構築へ向けた構想策定セッションを開始しました。このプロジェクトは、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の枠組みの中で実施され、地域資源を活用した産学官連携によるイノベーション創出を目指しています。

セッションには岡山大学、岡山県立大学、岡山理科大学の研究者が集まり、それぞれの専門性を持ち寄りました。初めに、岡山大学の阿部匡伸理事がプロジェクトの目的を説明し、続いて株式会社Cキューブ・コンサルティングの重久孝介マネージャーが森林資源の現状と国内外の需要動向、持続可能性に関する課題を報告しました。

参加者は木材需要の変化や日本と海外の林業の取り組みの違い、さらには資源を「モノ」としての利用だけでなく「サービス」としての価値提供にも焦点を当てる必要性を強調しました。この会議では、建設業やエネルギー分野など多様な関連産業との連携の重要性も指摘されました。

また、異なる専門分野の専門家を招くことや、産業界や行政との連携を強化していく必要性も議論されました。国の政策や循環型経済に基づく新しい社会構築のビジョンを具現化することも求められ、具体的な研究領域を特定する方針が確認されました。

今後の展望として、セッションは5回にわたり実施され、参加者が各自の研究領域や取り組みの情報を提供して集約・整理し、可視化する計画です。その結果、学際的かつ実用的なアプローチの構築を進め、持続可能な森林産業モデルを確立するための具体的なビジョンとロードマップを策定することを目指します。

岡山大学は引き続き地域課題解決に向けて、「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」を通じて、大学間連携を進めていく姿勢を示しています。これにより地域の振興に寄与し、特色ある研究大学としての存在感を確立することが期待されています。今後も岡山大学の活動から目が離せません。特に、持続可能性を目指すこれらの取り組みが、地域社会や環境にどのように影響を与えるのかが注目されます。これを契機に、森林資源の価値や可能性がより広く認識されることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。