アジアンブリッジとエスプールの資本業務提携
アジアンブリッジ株式会社(東京・千代田区)が、株式会社エスプール(同じく東京・千代田区)と資本業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、アジアンブリッジは台湾やASEAN諸国などアジアのマーケットにおいて、日本の通販企業の越境ECサービスを強化し、事業スケールを拡大することを目指しています。
提携の狙いとは?
近年、越境EC市場は急速に成長しています。世界全体の越境EC市場は、2026年には約4兆8,200億USドルに達すると予測されており、日本の製品をアジア諸国に届きやすくすることが求められています。アジアンブリッジは、これまで多くのEC事業者を支援してきた実績を活かし、今後さらにそのサポートを強化します。
阪根嘉苗代表取締役は「コロナ禍の影響で、日本の商品は越境ECでしか手に入らなくなった。EC事業者からの期待が高まっている」と語ります。市場の拡大の中で、アジアンブリッジは日本の商品をアジアに届ける架け橋を築くため、エスプールとの連携が重要だとしています。
具体的な業務内容
この提携では、アジアンブリッジが提供するサブスクリプション型販売支援と、エスプールロジスティクスのフルフィルメントサービスを相互提供することで、既存顧客の取引拡大と新規顧客の獲得を図ります。両社は初年度で50社の新規顧客の獲得と月間10万発送の受注を目指しているとしています。
アジアンブリッジのビジョン
アジアンブリッジは、「国境を越え、喜びを届ける」というビジョンの下、日本の優れた商品をアジア諸国に届けることに力を入れています。特に、サブスクリプション通販を取り入れた越境ECプラットフォームを強化し、多様な販路を提供し続ける考えです。これにより、アジアの市場で日本商品が一層身近になることが期待されます。
エスプールの役割
エスプールは、これまで300社以上のEC事業者に対して、EC専用のロジスティクスソリューションを提供してきました。浦上壮平代表取締役会長兼社長は「越境ECのニーズが高まっている中で、そのニーズに応えるための連携を進めていきたい」と述べています。エスプールの豊富な経験とネットワークを活かし、アジアンブリッジの提携により、顧客へのサービスがさらに向上することは間違いありません。
今後の展望
越境EC市場は今後も成長を続けると予測されています。この環境の中、アジアンブリッジとエスプールの提携は、国内EC事業者にとって新たなビジネスチャンスを広げる契機となるでしょう。両社の共同戦略により、日本の商品がアジア市場でますます信頼され、利用されることが期待されています。
会社情報
代表者: 阪根 嘉苗
創業: 2010年4月9日
所在地: 東京都千代田区岩本町3-4-3
従業員数: 80名
事業内容: Cloud型海外販売システムを使った越境ECサービス
公式サイト
代表者: 浦上 壮平
特に、アジャイルな対応力とサポート体制が、今後の越境EC市場での成功を収める鍵となるでしょう。