医療データを学ぶ
2025-04-07 10:35:53

名桜大学と沖縄セルラーが協力しデータサイエンス教育を実施

名桜大学(沖縄県名護市)と沖縄セルラー電話株式会社(沖縄県那覇市)は2025年度に産学連携によるPBL(Project Based Learning)演習を行うことを発表しました。この取り組みは、次世代のデータサイエンティストの育成を目的としており、地域社会の健康問題に焦点を当てています。

産学連携の背景



両者は2024年8月2日に「やんばる地域の健康長寿の実現を目的とした産学連携に関する包括協定」を締結し、地域の健康課題の解決に向けた共同事業を開始しました。この協定に基づいて、名桜大学は沖縄セルラーと協力し、地域社会の健全な発展に寄与する人材の育成や健康増進を目指しています。

PBL演習の具体的な内容



今回のPBL演習は名桜大学の人間健康学部健康情報学科にて実施され、学生は沖縄セルラーの従業員の健康診断データやストレスチェックデータを元に解析を行います。データは匿名化された形で提供され、学生たちは健康課題の分析と解決策の提案に取り組むことになります。

この演習によって、名桜大学の学生は実際のデータ解析を通じて、データサイエンスのスキルを高め、地域企業の健康課題に対する理解を深めることができると期待されます。また、企業との連携を通じて、実社会でのデータ活用の重要性を学び、健康情報学における課題解決型アプローチを身につける貴重な機会となるでしょう。

沖縄セルラーのメリット



沖縄セルラーにとっても、本演習は従業員の健康管理に新たな視点をもたらします。名桜大学の学生が客観的なデータ解析を行い、健康課題を具体的に明らかにすることで、より効果的な健康支援施策の策定に貢献することが期待されます。さらに、学術的なフィードバックを受けることで、企業の健康経営の取り組みを一層強化し、従業員のウェルビーイングの向上に寄与するでしょう。

今後の展望



名桜大学と沖縄セルラーは、この産学連携の取り組みを通じて、地域社会が抱える様々な課題の解決に向けた活動を進めていく予定です。さらに人材育成を通じて沖縄県の発展にも寄与し、地域にとっても有益な影響を与えることが期待されます。このような産学連携による取り組みがさらに広がることで、地域の健康課題に対する新しい解決策が見出されることを願っています。


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会社情報

会社名
公立大学法人 名桜大学
住所
沖縄県名護市字為又1220-1
電話番号
0980-51-1100

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