搬送ロボット「SUPPOT」の販売強化
株式会社ソミックトランスフォーメーション(静岡県浜松市)は、株式会社ステラリンク(東京・千代田区)と連携し、自社の搬送ロボット「SUPPOT」の販売を強化することを発表しました。この提携は、今まで直販のみでの販売を行っていたSUPPOTの流通経路を拡大し、より多くの顧客に供給できる体制を整えることを目的としています。
販売代理店の拡大
ソミックトランスフォーメーションは、北海道の野球場にSUPPOTを導入したことを契機に、北海道内の保守対応をステラリンク札幌支店に委託しました。この改革により、同社は販売代理店としての役割を担うことになりました。今後、代理店の数を増やし、SUPPOTを利用する企業のサポート体制を強める方針です。
SUPPOTの特長
SUPPOTは、4輪駆動&4輪操舵のメカニズムを備え、段差や悪路をスムーズに走行できる能力が自慢です。また、ラジコンのように簡単に操作できる遠隔制御機能、ボタン一つで人の後についていく追従機能、さらに事前に設定したルートを自動で走行する自律走行機能を搭載しています。これにより、工場や倉庫などでの作業効率を大幅に向上させ、特に時間や人手を削減する効果が期待されています。
さらに、グループ会社であるソミック石川の工場では、SUPPOTによる仮置き場から設備間の部品供給が成功しており、その結果、工程間の搬送効率が飛躍的に向上しました。建設や物流業界からも注目されており、重い資材の運搬をSUPPOTが担当することで、作業者の安全を確保しつつ負担を軽減しています。
社会課題へのアプローチ
ソミックトランスフォーメーションは現在、業界内の人手不足や採用困難という深刻な問題に挑むべく、同じ理念を共有する企業と協力し、効率的で魅力ある作業環境を創出することを目指しています。この代理店契約を結ぶことで、さらに保守管理体制やサービスを強化し、顧客のニーズに迅速に応える体制を整え、SUPPOTの技術革新を加速させる方針です。
SUPPOTの未来
今後、ソミックトランスフォーメーションは、SUPPOTを通じて人とロボットが共存する新しい作業現場を作り出すことを目指しています。事業者と連携することで、より進化した搬送ロボットの提供とともに、顧客の期待に応えていく考えです。
ソミックトランスフォーメーションの紹介
同社は2021年11月に設立され、社会課題をビジネスで解決することを目指し、搬送ロボット「SUPPOT」の販売を開始しました。基盤には長い歴史を持つ自動車部品メーカー、ソミック石川の技術力が活かされています。
詳しい情報は、ソミックトランスフォーメーションの公式サイト(
suppot.jp)をご覧ください。