SBI損保と丸紅情報システムズ、生成AI搭載の「MSYS Omnis」を本格導入
2026年11月2日、SBI損害保険株式会社(SBI損保)と丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は、生成AIを用いたリアルタイムテキスト化ツール「MSYS Omnis」の本格導入を発表しました。この取り組みは、顧客ニーズが多様化する中、コンタクトセンターの応対品質と業務効率を向上させる目的で行われます。
背景と目的
最近、顧客の要望が高度化し、迅速かつ正確な対応が求められています。これに応えるため、SBI損保では2026年2月から実施した概念実証(PoC)を経て、Omnisの正式導入を決定しました。実証実験では、主に「品質」「効率」「安全性」の三つの観点での効果が確認され、今後はこの効率化で得られた時間を、さらなる顧客対応の質向上に役立てる計画です。
「MSYS Omnis」の機能
「MSYS Omnis」は、通話内容をリアルタイムでテキスト化し、生成AIが自動的に要約するツールです。これまでオペレーターが手作業で行っていた電話応対履歴や顧客の声(VoC)の記録を自動化することで、業務の効率化を実現します。また、通話内容に応じて関連するFAQを瞬時にオペレーターへ提示し、応対の迅速化を図ります。さらに、感情分析機能やリアルタイムモニタリングにより、より強力なサポート体制を構築します。
今後の展望
導入後は、通話データを蓄積し、応対品質の評価やオペレーターの育成に活用する方針です。SBI損保とMSYSは引き続き、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を通じて業務の効率化とサービス品質向上に取り組み、顧客から信頼される存在を目指します。
「MSYS Omnis」は、Google Cloud Platformを活用したクラウド型ソリューションで、さまざまな業種でのデータ利活用を可能にする技術をベースにしており、将来的には更なる機能追加や改善が期待されます。
会社概要
SBI損保は2006年に設立され、東京都港区に本社を構える損害保険業の企業です。資本金は110億円にのぼり、顧客に信頼される保険サービスを提供しています。
一方、丸紅情報システムズは1965年に設立された企業で、東京都文京区に本社を置いています。資本金は15億6512万円で、ITライフサイクル全般にわたる先進的なソリューションを提供しています。
この新たな取り組みが業界に与える影響と、顧客の利便性向上にどのように寄与するのか、今後の展開に注目が集まります。