書籍『会社と社会の読書会』の発刊
コクヨ株式会社は、新しい書籍『会社と社会の読書会』を2025年1月18日(土)に全国書店およびECサイトで発売する。この書籍は、著名な民俗学者の畑中章宏氏をはじめ、若林恵、山下正太郎、工藤沙希の各氏が執筆・編集に携わっており、224ページにわたって様々なテーマを深掘りしている。
本書の概要
読書会の形を取る本書では、著者たちが「会社」と「社会」に関する246冊の書籍を通じて、会社の本質や役割についての議論を展開している。私たちは、いつの間にか「社会に出る」ということを「会社に入ること」と捉えるようになったが、その背景には何があるのかを考察することが目的だ。
この書籍は、コクヨが提唱する「自律協働社会」という未来の社会像の理解を深める材料ともなりうる。書籍には、古典的な『論語と算盤』や『学問のすゝめ』から、現代的なテーマを扱った『ブルシット・ジョブ』まで、ジャンルを超えた書籍が網羅されている。彼らの議論から見えてくるのは、現代日本の「会社」という枠組みの中で生きる私たちの価値観や考え方に多大な影響が及んでいるという事実だ。
著者たちのバックグラウンド
1.
畑中章宏(民俗学者): 災害伝承や民間信仰に加え、現代の風俗流行に関する広範な研究を行ってきた。著書も多数。
2.
若林恵(コンテンツ・ディレクター): 雑誌や書籍の編集を手掛け、音楽ジャーナリズムにも精通。2018年には黒鳥社を設立した。
3.
山下正太郎: 未来の働き方を研究する機関を立ち上げ、特任准教授として教育にも力を注いでいる。
4.
工藤沙希: 民俗学の視点でリサーチを行い、個人化が進む現代社会のあり方に迫る。
結論
この『会社と社会の読書会』は、ただの読書案内ではなく、会社とは何か、社会とは何かを語り、思索するための一助となる。多様な視点を提供するこの書籍を通じて、読者がより深く現代社会を考えるきっかけとなることを期待する。書籍の価格は税別1800円で、購入は書店およびECサイトで可能だ。