映像解析AI業界のリーダー、アジラとAWLが業務提携を締結

映像解析AI業界の進化

映像解析AIの分野で国内トップを誇る株式会社アジラとAWL株式会社が、相互送客やシステム連携を強化する業務提携を発表しました。これにより、顧客に対する新たな価値提供が期待されており、両社のコア技術を融合させた新しい映像解析AIの創出を目指しています。

提携の目的と内容

両社の提携の主な目的は以下の3点です。
1. エッジAIカメラソリューションの共同開発
AWLの「AWLBOX」や「AWL Lite」、アジラの施設向けAI警備システム「asilla」など、既存の製品同士を連携させた新ソリューションを開発します。また、両社のAI技術を集約し、新たな市場を開拓することも狙っています。

2. 技術の融合による価値創造
AWLはリテール業界に強みを持つエッジAIソリューションを展開し、アジラは行動認識AIを使った警備システムを提供しています。この両社の強みを活かした革新的な映像解析AIの創出が期待されます。

3. ソリューションの広範な展開
両社の持つパートナーエコシステムを活用し、幅広い業界に向けてネットワークを活かしたテクノロジーソリューションを提供します。すでに国内外に向けた営業活動も行っており、グローバルな市場を視野に入れています。

競合と協力の新しい形

一見すると競合関係にある2社ですが、実際のところそれぞれのコア技術やマーケットは独自のものであり、重複が少ないのが特徴です。また、新たな顧客課題に対して両社の技術を活かして共に解決策を提供することを目指します。

両社のコメント

AWLの代表取締役社長、北出宗治氏は、低価格・高品質なエッジAIカメラソリューションを提供してきた同社が、アジラとの協力により新たなAIソリューションを構築できることに期待を寄せています。
一方、アジラの尾上剛CEOも、両社の協力により社会全体へAIを広げ、人的リソースの最適化に貢献できることを強調しました。