第40回DPI日本会議全国集会の概要
2025年5月31日(土)と6月1日(日)の2日間、DPI日本会議による第40回全国集会がオンラインで開催されます。この集会では、障害者の権利確立と自立した生活実現を目的に、複数のテーマを中心に意見が交わされます。特に、「障害者権利委員会の最新の動きと日本が取り組むべき課題」というテーマは、参加者にとって非常に重要な内容となるでしょう。
開催日程とプログラム
- 2025年3月に行われた国連障害者権利委員会の最新報告が基盤となっており、特に新しく委員に参加した田門浩氏(聴覚障害を持つ弁護士)による最新情報が提供されます。また、障害者基本法の改正、優生保護法裁判に関する「行動計画」なども議題に上がります。
- 権利擁護分科会では、成年後見制度の見直しや意思決定支援の実現について議論。
- 地域生活分科会では「脱施設化」の観点から地域支援を議論。
- 尊厳生分科会では、重い障害を抱える方々の「生と死」に関する重要なテーマについて論じます。
参加者が得られる知見
この全国集会では、「障害のある人の声」を聞くことで、当事者が体験している問題や、それを解決するためのステップを学ぶことができます。
1.
国際的な視点:国連障害者権利委員会の活動から、現状の課題と必要なアクションについての理解が深まります。
2.
国内の法改正について:障害者基本法の改正に関する報告から、今後何が求められるのかが明確になります。
3.
実践事例の学び:南米諸国の意思決定支援の事例を通じて、どのように社会が変わっていくのかを学ぶことができます。
4.
生と死を巡る議論:新たな法律が生み出す問題点について、自身や周囲の人々がどのような選択をしていくべきか、深く考える機会です。
5.
ネットワークの構築:全国から参加する当事者との交流を通じて、新たな運動のヒントを得ることができます。
申し込みと参加方法
本集会は無料で参加できますが、事前の申し込みが必要です。参加者は、各国の動向や今後の施策についての情報を得ながら、自らも考え、発言する機会が与えられます。より詳しい情報や申し込みは、公式ウェブサイトから行えます。
- - 日程:2025年5月31日(土)16:15~18:15、6月1日(日)10:00~17:30
- - 方法:Zoom Webinar
- - 申し込み:公式ウェブフォーム
参加を通して、制度や政策の最新情報を学ぶだけでなく、自らが社会変革の一翼を担うという意識を持つ大きなチャンスです。障害のある方々の声が社会に反映される未来に向けて、一緒に考え、行動しましょう。