京都 蔦屋書店での原菜央の個展開催について
期間: 2024年11月29日(金)~12月18日(水)
会場: 京都 蔦屋書店 6Fアートスクエア
京都市に位置する京都 蔦屋書店で、陶芸家・原菜央による作品展示『日本が日本になる前の神話』が迫る11月29日よりスタートします。本展は12月18日までの約3週間にわたり、原氏の創作活動の集大成とも言える貴重な機会です。
原菜央氏は、2009年から陶芸の世界に足を踏み入れ、兵庫県で生まれ大阪で育ちました。彼の作品は日本国内外の伝統的な要素をインスピレーションに、現代の視点から新しい形で再解釈された陶磁器デザインが特徴です。特に神話というテーマを中心に、作品にはユーモアや独自の視点が盛り込まれています。
展示の見どころ
本展のタイトル『日本が日本になる前の神話』を象徴するように、原氏は日本の神話をテーマにした作品を多数展示します。彼の手による磁器作品は、デリケートな藍色の絵付けと描かれるモチーフの可愛らしさが際立っており、見る者に新たな発見をもたらします。作品には神話の物語や、伝説的なキャラクターが巧みに表現され、それぞれが独立したストーリーを語りかけてきます。
特に注目すべきは、大型作品に込められた“いなばの白うさぎ”の物語です。この作品では、うさぎが他者を利用して願望をかなえようとし、その結果として苦しむ様子が描かれています。訪れる人々は、クリエイティブな解釈に驚かされることでしょう。また、会場の中央には飛び跳ねるうさぎのオブジェが多く配置され、これが神話のシーンをより一層引き立てます。
さらに、カップアンドソーサーやお皿、小さなオブジェなど、日常使いできるアイテムも展示され、販売される予定です。これらの作品は、原氏ならではの現代的なデザインと伝統工芸の結びつきを感じさせます。購入を希望される方は、11月29日午前10時からの販売開始をお見逃しなく!
アートのオンラインマーケットでの販売
一部の作品は、アートのオンラインプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも販売されます。販売期間は12月3日から18日までですので、会場に足を運ぶ前に注目の作品をチェックすることをおすすめします。
原菜央のプロフィール
原菜央氏は、京都精華大学の陶芸分野を卒業後、様々なアートプロジェクトに参加し、国内外での展示活動を行ってきました。彼の活動は「文化を次の時代へ運ぶ」というテーマに基づいており、アジアを中心に招待作家として海外での滞在制作を行っています。近年では、さまざまな展覧会に参加し、陶芸の世界での地位を確立しています。
お好きな時間にぜひ、京都 蔦屋書店にお立ち寄りいただき、原菜央氏の作品の魅力をご体感ください。