BLP-Networkが取り組むリスクマネジメント事業
一般社団法人BLP-Network(川崎市)は、NPO支援の一環として「リスクマネジメントに基づく運営・支援体制の確立」をテーマにした事業の第2回公募を開始しました。この事業の目標は、NPOなどの団体が安定した運営を行えるよう、リスクを洗い出し、効果的な支援体制を構築することです。
本事業の背景
BLP-Networkは、弁護士のコミュニティを形成し、NPOと弁護士のマッチングを行ってきました。彼らは、NPOがリスクマネジメントに取り組むことで、組織運営の安定性と資金調達の成功率が向上することを認識しています。リスクマネジメントの取り組みを通じて、休眠預金の活用に関する専門的な助言を行う体制が整いました。
特に、休眠預金等活用制度において、新たに設けられた「活動支援団体」として選定されたBLP-Networkは、支援対象のNPOを募集します。
プロジェクトの概要
この事業では、主に助成金を扱うNPOや新たに資金支援プログラムを開始予定の団体を対象に、弁護士による伴走支援を提供します。約1年間にわたるこの支援を通じて、以下の2つの取り組みが行われます。
1.
リスクマネジメント支援
月1回の面談と年2回の研修を実施し、団体のリスクを詳しく分析し、優先順位をつけます。さらに、必要に応じて規程の整備も行います。
2.
助成プログラム支援
助成事業の公募に際し、リスク選好度の明確化や申請書類の整備を支援します。
期待される効果
支援を受けることで、団体は以下の体制を構築できます。
1. 自団体のリスクマネジメント強化
2.リスクマネジメント視点に基づく助成審査の実施
3.非常に効果的な非資金的支援の提供
前回の公募結果
第一回の公募を経て、全国フードバンク推進協議会の代表である米山廣明さんからの感想も寄せられています。「リスクマネジメントを通じたガバナンス体制の整備によって、寄付のお願いがしやすくなった」とのこと。これは、支援の効果が実際に現れたことを示しています。
公募のスケジュールと説明会のお知らせ
公募は以下のスケジュールで進行します:
- - 2025年9月1日:公募要領の公開
- - 2025年10月24日:事前相談の締め切り
- - 2025年10月31日:公募締め切り
- - 2025年11月24日:一次審査結果の通知
また、公募の理解を深めるための説明会を以下の日程で開催します。
- - 日時:9月18日(木)13:00-14:30
- - 場所:日本民間公益活動連携機構(JANPIA)およびZoom
- - 定員:会議室参加24名、オンラインは無制限
【お申込み詳細】
公募説明会への申し込みは、BLP-Networkの公式サイトよりご確認ください。
結論
BLP-Networkのリスクマネジメント事業は、NPOが直面する様々な課題を解決し、持続可能な運営を可能にします。この公募を通じて、さらに多くの団体が支援を受け、自身の発展に繋げることを期待しています。