イグニション・ポイントが社員の健康と多様性を尊重した新たな取り組みを発表
イグニション・ポイント株式会社は、社員の健康を重視し、多様な働き方のサポートを目的に、DE&Iステートメントを公表しました。これに併せて、妊活や不妊治療の支援、生理用ナプキンの備蓄、家事代行サービスの導入といった新しい福利厚生プログラムを開始しました。
社員の健康に焦点を当てた取り組みの背景
近年、女性の働き方に対する課題が明らかになっています。東京都の調査によると、女性の過半数が生理痛が原因で職場でのパフォーマンスに支障が出た経験があると回答しており、また約3割の女性がキャリアアップを諦めているとのことです。また、厚生労働省のデータによれば、39.2%の夫婦が不妊について不安を抱えており、26.1%の労働者が不妊治療と仕事の両立が難しいと感じています。
こうしたデータを踏まえ、イグニション・ポイントは社員が安心して働ける環境の整備に取り組むことを決意しました。具体的には、データに基づく健康経営を推進し、全社員のメンタルおよびフィジカルケアを強化する方針です。
DE&Iステートメントの公開により目指すもの
イグニション・ポイントは、「ゆたかな人生のきっかけを」という理念のもとで、創業以来10年間、多様性、公平性、包括性の推進に注力してきました。今回、DE&Iステートメントを公開することで、社員の価値観や個性を尊重し、より公平でインクルーシブな環境の構築に向けた取り組みを加速させます。
新たな福利厚生プログラムの詳細
1. 妊活・不妊治療支援プログラム
イグニション・ポイントでは、生殖医療専門の「しんたんARTクリニック」と提携し、妊活・不妊治療に関する無償検査とオンラインカウンセリングサービスを提供します。このプログラムでは、血液検査で卵子の残存量を測定するAMH検査を受けることが可能で、社員自身やそのパートナーが妊活に関する情報を得る手助けとなります。
2. 生理用ナプキンの常備
特に女性の健康管理に配慮し、市場で信頼される花王の「ロリエ」ブランドの生理用ナプキンを、女性用トイレに常備する取り組みを行いました。この措置により、必要な時に必要なものが手に入る環境が整います。
3. 家事代行サービスの補助
経済産業省と連携した実証事業において、家事代行サービスの使用に対して通常の1/3の料金負担で利用できるサービスを導入しました。これにより、社員の家事負担軽減を図り、より良いワークライフバランスを実現することを目指しています。
健康経営とDE&I推進の継続的な取り組み
過去にも、イグニション・ポイントは健康経営を推進し、従業員が働きやすい環境づくりを推進してきました。フレキシブルな働き方を支えるため、リモート勤務やコアタイムのないフルフレックス制度を採用し、各自のライフスタイルに合った働き方が叶う形を作っています。また、従業員の健康支援制度として、豊富な補助がある関東ITソフトウェア健康保険組合に加入し、健康診断やスポーツクラブの利用が可能となっています。
育児や出産についても、特別な補助を準備し、社員が安心して育児に臨める環境を創出しています。具体的には、ベビーシッターの費用補助や外部保育園への優先入園制度などがあります。
さらに、社員の多様な価値観を社内文化に反映させるため、公式noteを通じて声を発信しています。公平な評価システムや社員の職務に応じた評価基準を設け、全ての社員が公平に成長できるよう努めています。
まとめ
イグニション・ポイントの新たな福利厚生プログラムと健康経営は、社員の健康を守ること、そして多様性を受け入れる企業文化の形成を目指しています。今後も、社員が最大限に力を発揮できる環境を整えていく姿勢を示し続けるでしょう。詳細については公式サイトでも発表されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。