弁護士ドットコムが新しい炎上防止ツールを発表
東京を拠点とする弁護士ドットコム株式会社は、創業20周年の記念事業として、新たにSNS上での炎上や誹謗中傷を未然に防ぐためのリスクチェックツール「AI炎上チェッカー」を公開しました。このツールは、利用者が自分の投稿をSNSにアップする前に、誹謗中傷にあたる可能性や炎上リスクを自動的に分析することができます。
AI炎上チェッカーの特徴
「AI炎上チェッカー」は、投稿内容を以下の3つの観点から評価します。
1.
攻撃性
2.
差別性
3.
誤解を招く表現
ユーザーは、投稿したい内容を入力することで、これらの観点から判断されます。もしリスクがあると判断された場合、具体的なアドバイスが提示され、より適切な表現へと導かれます。また、チェックした投稿はそのまま各種SNSに共有することも可能です。
さらに、「AI炎上チェッカー」は、弁護士ドットコムが運営する無料の法律相談サービス「みんなの法律相談」と連携しており、必要に応じて法律的なサポートも受けられます。
インターネット上の誹謗中傷の現状
近年、インターネット上での誹謗中傷や炎上に関する問題が深刻化しています。2025年4月から施行される「情報流通プラットフォーム対処法」により、SNS運営事業者にはより大きな責任が求められることになります。これに伴い、投稿者自身が自らの言動に責任を持つ必要性が高まってきています。
調査によると、誹謗中傷を行ったことがある回答者の約50%が、自らの投稿が誹謗中傷に該当することを認識していなかったとの結果が示されています。これは、多くの人々が無意識のうちに他人を傷つけている可能性があることを意味しています。この状況を受けて、投稿者一人ひとりがその影響を真剣に考えることが求められています。
ツール開発の背景
弁護士ドットコムは20年間にわたり、法律に関連する様々な問題に対応してきました。これまでの経験を活かし、多くの人々が誹謗中傷で直面する法律問題を軽減する手助けをするためのツールとして「AI炎上チェッカー」が開発されたのです。このツールは、炎上や誹謗中傷による法律問題に悩む人々を減少させることに寄与することを目的としています。
クローズドβテストの開始について
「AI炎上チェッカー」の本格的な使用に先立ち、クローズドβテストが2025年4月7日から開始されます。このテストでは、実際の投稿フローにおける有用性を検証し、UI/UXの最適化や機能向上に向けたフィードバックを収集します。
テスト参加者の募集
テスト参加者は芸能人、政治家、インフルエンサーだけでなく、企業の経営者やPR担当者も対象です。応募者は、公式ウェブサイトから申し込むことができます。
お問い合わせおよび応募方法
クローズドβテストに興味のある方は、以下のURLから申し込みが可能です。
クローズドβテスト参加申し込みフォーム
弁護士ドットコムは、「AI炎上チェッカー」を通じて、SNS利用者がより安全なインターネット環境を楽しむ助けとなることを目指しています。