2024年10月27日、徳島県の郷土文化会館あわぎんホールにて、日本初上演となる邦楽アンサンブル「トリオ・コンチェルト源氏音楽物語」が開催されます。この作品は、日本文学の金字塔である「源氏物語」を題材としており、徳島県民文化祭のメインプログラムとして位置づけられています。
「トリオ・コンチェルト源氏音楽物語」は、徳島県出身の作曲家・三木稔氏が手がけたオペラ「源氏物語」を、邦楽器と雅楽楽器、中国琵琶を用いて再編成した新しい形のアンサンブルです。三木氏自身が特別に書き下ろしたこの作品は、華やかさと繊細さが融合しており、観客にとって新たな音楽体験を提供します。
今回の公演では、国内で活躍するプロ演奏家と徳島県出身のアーティストたちが特別に編成された楽団による演奏が行われ、歌唱も加わった独自の演出が施されます。これは、徳島県だけに留まらず、邦楽ファンや「源氏物語」感心のある人々にとっても、楽しめる新しい試みとなっています。
今回の公演は、邦楽に縁のない方々にも広く楽しんでもらえる作品に仕上げられており、初めての経験となる観客にも優しい設定が特徴です。また、18歳以下の若者を対象とした「無料招待事業」も実施されるため、次世代の文化芸術への興味を醸成する機会も提供されます。
公演のプログラムは二部構成となっており、第一部では中国琵琶や邦楽器の紹介と演奏が行われます。その後の第二部では、トリオ・コンチェルト「源氏音楽物語」が上演されます。演目の一部に変更がある可能性があるため、最新情報の確認もお忘れなく。
会場は徳島市に位置するあわぎんホールで、開場は13時30分、開演は14時00分からとなっています。チケットは全席指定で、S席が4,000円、A席が3,000円と手に入れやすい価格設定です。チケット販売は9月7日午前10時から開始され、あわぎんホールのウェブサイトや窓口、電話でも購入可能です。
この特別な公演を通じて、一緒に「源氏物語」の魅力を堪能し、新しい邦楽の世界を体験してみませんか?