徳島・神山町で29時間の新規事業起業体験プログラム開催

徳島県神山町での起業体験

徳島県神山町は、地方創生の聖地として知られています。この町では、新規事業の創出やスタートアップに対する熱気が充満しており、全国の起業家から注目を集めています。そんな神山町で開催されるプログラム「Startup Base」は、わずか29時間で「０→１」を実現するという挑戦的な内容で、参加者たちにとって貴重な体験になります。

このプログラムは、企業研修を手掛ける株式会社HONORが主催し、参加者には実績あるメンターがつくことから、実践的なアドバイスが受けられます。神山町の豊かな自然環境と新たなビジネスアイデアを結集し、参加者は創業の第一歩を踏み出すことができます。

Startup Baseの魅力

Startup Baseは、参加者が自らのビジネスアイデアを持ち寄り、チームでそれを実現するプロセスを体験するプログラムです。プログラムは、アイデア出しからプロトタイプの制作、公開までを網羅しており、短期間で集中して事業を立ち上げるスキルを磨くことができます。また、神山町の競争のない環境の中で、自分自身と向き合う時間が持てる点も大きな魅力です。

神山町の特異性

神山町は、人口5000人弱の小さな町ですが、地方創生のさまざまな取り組みが行われており、地域活性化のモデルケースとして注目されています。「神山アーティスト・イン・レジデンス」プログラムや、近年開校した「私立神山まるごと高専」は、地域の未来を見据えた教育と文化の拠点として機能しています。また、神山町は自然に囲まれているため、日常の喧騒から離れ、アイデアをじっくり形にする時間を持つことができます。

プログラムの内容

プログラムは、参加者全員がそれぞれのビジネスアイデアを発表することから始まります。その後、チームごとに優れたアイデアに投票し、選ばれたアイデアをもとにチームビルディングを行います。各チームは、「仮説構築」、「実験」、「検証」、「意思決定」というサイクルを繰り返し、新規事業の立ち上げに必要なプロセスを実感します。また、SWOT分析やビジネスモデルキャンバスを活用して、アイデアの整理や要素の洗い出しも行います。

さらに、現役の起業家や投資家からのフィードバックを受けることで、実践的な知識を深め、精度の高いビジネスプランを形成することが可能です。

参加資格

このプログラムは起業家志望者だけでなく、一般のビジネスパーソンにも開かれています。企業内新規事業開発に携わる人や、フリーランスとしてのキャリアを考えている方にも適した内容となっています。メンターの助言を受けながら、自身のスキルを向上させる機会にもなります。

昨年の成果

昨年のプログラムでは、助産師やデザイナーのチームが生み出した企画から、話題の「NPO法人子育てに伴走する会マチノワ」が誕生しました。こうした成果があることから、毎年参加者が集まる理由が分かります。

神山町には、東京からのアクセスも良好で、飛行機を利用すれば1時間、車での移動も40分で到着することができます。新たなビジネスを育成するこの町での体験を通じて、多くの起業家の夢が具現化されることが期待されています。