ANAグループが新たな記憶プラットフォーム『Monoxer』を導入
全日本空輸株式会社(ANA)が、2026年4月から業務知識の定着を目的に、記憶のプラットフォーム『Monoxer』を正式に導入することが発表されました。これは、ANAグループの空港部門での教育訓練の質を向上させるための一環であり、年度約200名の国際線旅客係員を対象に実施されます。
Monoxer導入の背景
ANAでは、これまでも業務領域ごとに教育訓練を行ってきましたが、全体的なサービス品質の向上を図る中で、従来の教育体制を見直す必要性が生じていました。現場では、集合研修で学んだ内容を実務で十分に活用できない場面が多く見られ、知識を単に理解するのではなく、実際の業務で使える形にするためのプロセスに課題があったのです。
実証実験での成果
2025年12月に実施された実証実験では、Monoxerを用いて学習した際の学習効率が、従来のテキスト学習と比べて約15倍も高いことが判明しました。Monoxerでは、記憶すべき情報を明確に提示し、必要な知識を繰り返し出題することで、短時間で効率的に知識を定着させる仕組みが採用されています。この結果、研修を受ける従業員は、利用履歴や記憶状況を可視化しながら、自分の理解度に応じた適切なサポートを得られることが確認されました。
教育訓練の具体的な概要
Monoxerは、羽田、成田、関空の3つの空港で採用される国際線旅客係員を対象に年間200名の従業員に展開されます。これにより、専門用語や業務プロセスに関する理解を深め、実践的な知識を効果的に身につけていくことを目的としています。
関係者のコメント
ANAエアポートセンター教育訓練部の松野あかね氏は、Monoxerの導入により、知識を実務で活用できる状態まで効率よく定着できることを実感したと語ります。「知識の定着」を基盤に、社員がより多くの時間を顧客サービスに割ける環境を構築していきたいとの意向を示しています。また、モノグサ株式会社の竹内孝太朗CEOは、ANAの教育訓練においてMonoxerが役立てられることを光栄に思っており、人的資本の進化と顧客体験価値の向上に貢献していくことに期待を寄せています。
このように、ANAグループとモノグサ株式会社は、記憶の定着を目的とした新たな教育訓練体制を通じて、高品質なサービスを提供するための改革を進めています。今後の展開に注目が集まります。
モノグサ株式会社について
モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム『Monoxer』を開発・提供しています。記憶が人間の知的活動の根幹であることを理解し、その記憶をより容易にし、日常に寄り添った形で機能させることで、人々の可能性を広げることを目指しています。