資格取得の重要性とそのメリットを探る！62.7％が保有する資格の実態とは

資格取得の重要性とそのメリット

近年、スキルアップやキャリアアップを目的に資格取得を目指す人が増えてきました。特に065.1%もの人々が、何らかの資格を持っているという調査結果が出ています。これによって資格がどれほど就職や転職に役立つのか、その実態を探ることにしましょう。

調査概要

今回、東晶貿易株式会社の資格広場が2025年5月に行ったアンケート調査では、有効回答者数2395人（男性1191人、女性1204人）が対象となっています。調査方法はインターネットによる任意回答形式で、資格取得に関してのリアルな声を集約しました。

資格保持者の割合

調査結果によると、資格を1つ以上持っていると回答した人は62.7%に上ることがわかりました。この内訳では、なんと29.6%の人が3つ以上の資格を保持しているということです。年齢層を見てみると、平均年齢は44.52歳と、中堅世代に資格取得の傾向が見られることが確認されました。

資格の有用性

資格を取得したことがキャリアに役立ったと感じる人は54.7%という結果が出ており、就職や転職の際に資格の重要性がうかがえます。逆に、「役に立っていない」や「よくわからない」と答えた人も45.3%おり、まだまだ資格取得の重要性については賛否が分かれている様子も見受けられました。具体的なメリットについては、以下のような声が集まりました。

就職・転職での採用率が上がった 24.5%
年収が上がった 11.1%
昇進・昇給した 4.7%
希望の部署に異動できた 3.1%
独立・開業に役立った 2.7%
副業など仕事の幅が広がった 8.5%
その他 45.5%

このように、資格はただの自己満足にとどまらず、実際に履歴書に記載できる点が大きな強みです。特に、出産や育児を終えた後の復職を目指す主婦や、新たな職業に挑戦したいと考えている方にとって、資格は心強い味方と言えるでしょう。

人気の資格

役立つ資格として特に挙げられたのが以下のいくつかです。

日商簿記 (12.9%)
TOEIC (7.3%)
FP技能士 (3.3%)
MOS (3.1%)
ITパスポート (2.8%)
* 宅建 (4.2%)

TOEICは特に英語力をアピールできる資格として評価されており、外資系企業への就職に強みを持ちます。また、日商簿記は会計・財務の知識を証明するため、経理や財務職の需要が増す私たちの社会では欠かせない資格になりつつあります。