近畿大学が外国留学生支援に新たな取り組み
近畿大学(大阪府東大阪市)は、2026年9月14日から外国人留学生向けに『Smart相談室』を導入します。この新しい相談窓口は、株式会社Smart相談室が運営し、留学生が母国語で気軽に相談できることを目的としています。近畿大学は留学生に対して、表面的な支援だけでなく、一人ひとりに寄り添った「公正」なサポートを目指しています。
背景
近年、日本国内の18歳人口は減少傾向にあり、大学が海外からの留学生受け入れを拡大することが求められています。しかし、留学生にとっては日本語能力に不安があり、学業や生活において、さまざまな悩みを抱えることが多いのが現状です。特に、教員も「日本語の壁」の影響で適切なサポートができず、留学生が感じる小さな不安や疑問に早く気付くのが難しくなっています。
コロナ禍においては、手続きの電子化が進み、以前のように対面での相談が難しくなる中、留学生のサポート基盤を強化する必要性が高まりました。そこで、日頃の悩みや疑問を気軽に相談できる環境を整えるため、『Smart相談室』の導入を決定したのです。
『Smart相談室』の概要
『Smart相談室』は、メンタルヘルス、キャリア支援、日常生活に関する悩みなど、幅広い相談に対応可能な法人向けの社外相談窓口サービスです。もともとは企業向けに展開されているサービスですが、近畿大学での留学生支援としてもその利用が進んでいます。
この相談室では、英語、中国語など、現在8か国語に対応した多言語相談を提供しています。これにより、留学生は自身の母国語や得意な言語でプロのカウンセラーと安心して相談ができるのです。また、相談内容は完全にプライバシーが守られ、他者に知られる心配がありません。
サポート体制の重要性
近畿大学グローバルエデュケーションセンターは、留学生に対して公平なサポートを行うだけでなく、個々の状況に応じた公正な支援環境を整えることに重きを置いています。多様で個別性のある相談にも柔軟に応じられる体制を構築することで、留学生がより安心して学業やキャンパスライフに専念できるよう、力強い支援を行います。
さらに、『Smart相談室』で得られる利用データは個々人が特定されない形で統計的に分析され、留学生が直面している課題の傾向把握に役立てられます。この分析を基に、今後の支援施策や環境改善に繋げていくことを目指しています。
期待される成果
留学生たちが学業や生活上の悩みで行き詰まったときに、『Smart相談室』が心の拠り所となることが期待されています。教職員や友人には相談しにくい内容でも、この相談室を利用することで不安を解消し、安心して大学生活を送り、充実した学びを得る手助けとなることを願っています。
近畿大学の基本情報
- - 大学名: 近畿大学
- - 所在地: 大阪府東大阪市小若江3-4-1
- - 設立: 1925年
- - 設置学部: 看護学部、法学部、経済学部など多岐にわたります。
今後も近畿大学では、留学生支援の取り組みを強化し、国際的な学びや交流の場を提供してまいります。