地域金融機関に広がるGHG排出量可視化プラットフォームの導入
株式会社NTTデータが提供する温室効果ガス(GHG)排出量可視化プラットフォーム『C-Turtle® FE』の導入が、地方銀行や第二地方銀行を中心とする地域金融機関に着実に広がっています。2026年6月時点で、導入先は31金融機関グループ・37行に達しました。これは、金融機関の投融資におけるGHG排出量の算定・開示の国際的基準であるPCAF(Partnership for Carbon Accounting Financials)スタンダードに基づいており、地域企業との脱炭素化に向けた重要な一歩となっています。
背景
温暖化対策や環境への配慮が求められる現代において、企業は温室効果ガスの排出量を把握し、削減する責任を果たすことが迫られています。特に地域金融機関には、地域企業との密接な関係を活かして、全体の脱炭素化を促進する役割が期待されています。しかし中小企業では、排出量の算定や削減に関する知識やリソースが不足しているケースが多いため、金融機関による支援が鍵となります。
C-Turtle FEの概要
『C-Turtle FE』は、金融機関がファイナンスド・エミッションを可視化し、その削減を支援するために設計されたソリューションです。全国の地方銀行や第二地方銀行をはじめとする多くの金融機関に導入されており、投融資先だけでなく、サプライチェーン全体の排出量の把握と削減を可能にしています。このプラットフォームは、GHG排出量を実態に即して算定する高品質な機能を備え、地域経済のグリーントランスフォーメーションを促進します。
C-Turtle FEの特徴
- - PCAFスタンダード対応: 国際基準に基づくファイナンスド・エミッションの算定が可能です。
- - 高品質な排出量算定: 投融資先の一次データを活用し、実態に即した排出量を提供します。
- - 実態に応じた可視化: 投融資先の削減努力を考慮し、実情に即した可視化を行います。
- - 機能拡張: 最新の規制動向や市場トレンドに応じた機能追加やデータの提供。
- - サプライチェーン全体への支援: C-Turtleとの連携により、全体を視野に入れた脱炭素化の施策を支援します。
今後の展望
株式会社NTTデータは、今後もC-Turtle FEの機能をさらに拡充し、地域金融機関によるファイナンスド・エミッションの管理の向上を目指します。また、導入した金融機関と取引のある中小企業に対しても、C-Turtleの提供を進めることで、脱炭素経営の裾野を広げていく計画です。このような取り組みにより、サプライチェーン全体の脱炭素化を進め、持続可能な地域経済の実現を目指しています。
導入済みの金融機関一覧
導入済みの金融機関には、青森みちのく銀行、秋田銀行、岩手銀行、七十七銀行、武蔵野銀行などがあります。また、地域金融機関を中心に様々な銀行が参加し、脱炭素化に向けた積極的な取り組みが実施されています。
『C-Turtle』は株式会社NTTデータの登録商標であり、この取り組みによって今後も地域金融機関の役割はさらに重要になってくるでしょう。持続可能な未来に向けた一歩を、地域から確実に進めていくことが期待されます。